スチューベンビル(Steubenville)は、アメリカ合衆国オハイオ州東部、オハイオ河畔に位置する都市。同州ジェファーソン郡の郡庁所在地である。人口は18,161人(2020年国勢調査)。オハイオ川の対岸、北東に位置するウェストバージニア州ウィアトンと共に形成している、ジェファーソン郡を中心に3郡にまたがる都市圏は116,903人(2020年国勢調査)の人口を抱えている。より広域的には、スチューベンビルは約60km東に位置するピッツバーグの広域都市圏に含まれている。 市名は1786年にこの地に建てられた、フリードリッヒ・ヴィルヘルム・フォン・シュトイベンの名を冠したスチューベン砦に由来している。現在では、スチューベン砦は復元され、一般公開されている。やがて市はオハイオ川の河港の街として、そして鉄鋼の街として、20世紀前半まで栄えた。しかし20世紀も後半に入ると、ホイーリングやウィアトンなど、近隣の鉄鋼の街と同様に、市は衰退していった。市の人口は1940年のピーク時の約1/2にまで減少した。しかし、2010年代前半、スチューベンビルの地下には2層の大規模なシェール層があることが判り、今後はシェールガスが産業と雇用をもたらすものと期待されている。 なお、スチューベンビル市の南には、同名のスチューベンビル郡区が隣接している。両者には直接の関係は無い。