ジョゼフ・フィリップ・ルメルシェ・ラロッシュ(フランス語: Joseph Philippe Lemercier Laroche、1886年5月26日 - 1912年4月15日)は、ハイチの工学者。タイタニック号唯一のアフリカ系乗客である。 身重だったフランス人の妻と2人の娘とともに、二等船客としてタイタニック号に乗船していた。同船の沈没事故では彼女たちを救命ボートに乗せた後、自身は犠牲となった。なお、娘の1人であるルイーズ・ラロッシュ(1910年7月2日 - 1998年1月28日)は事故の最後の生存者の一人である。 アトランタのシャロン・J・ウィリスが2003年のの一環で制作した三幕オペラ『ラ・ロッシュ』は、彼の生涯に基づいている。この作品は同年7月18日にで初演された。