ジオスゲニン(Diosgenin)はフィトステロイドであるサポゲニンの一つで、ヤマノイモ属のヤムイモやシロギニアヤムなどの塊茎(芋)から抽出されるサポニンを酸や強塩基、または酵素により加水分解することで得られる。ジオスシンなどのジオスゲニン配糖体(サポニン)から加水分解により得た非糖部分(アグリコン)であり、コルチゾン、プレグネノロン、プロゲステロンやさまざまなステロイド類縁体の商業的合成に利用される。