シルヴァカンヌ修道院(仏:Abbaye de Silvacane)は、フランスのプロヴァンス地方、ブーシュ=デュ=ローヌ県の村に建つ旧シトー会修道院である。ル・トロネ修道院、セナンク修道院とともにプロヴァンスの三姉妹の1つとして語られる、簡素さを特徴とする建築群の1つであるものの、本修道院は他の2つよりは装飾が多めという特徴がある。 教会堂は12-13世紀に建設され、建築様式はロマネスク様式を基本とし、一部で初期ゴシック様式の構造も見られる。 日本語ではシルヴァカーヌ修道院とも表記されるが、本項では『シルヴァカンヌ修道院』で統一する。