シュプレヒコールとは、 1. * 集会や演説など多数の人が集まっている場において、その参加者が声を揃えて、同じフレーズを大声で何度も繰り返し唱和すること。旗やプラカード、横断幕をともなって行われることが多い。昨今では省略化されて、コールとも言われる集団示威(デモ)運動の一つとしても見られている。屋内で主催陣営側が集会参加者に呼び掛けて行う場合は問題ないが、路上で行う場合はデモ活動として、警察署長からの許可が必要になる。 2. * 舞台で、一団がひとつの台詞を合唱する形式で進行する形式の演劇。シュプレヒコール劇のこと。 ドイツ語の Sprechchor(英語: speaking choir)から sprechen(「スピーキング」や「話す」などを意味するドイツ語)や Chor(「コーラス」または「合唱団」を意味する ドイツ語)に由来し、「ドイツ語から日本語への借用」の一つである。シュプレヒコールは「集団で同じ言葉を繰り返す」のが特徴であり、「~やめろ」、「~しろ」、「~せよ」などの命令形のフレーズが多くを占めている。