ザ・クルセイダーズ(The Crusaders)は、主に1970年代に活躍したアメリカ合衆国のフュージョン・グループ。ジャズ・クルセイダーズを前身とする。 そのサウンドは、トロンボーンとテナーサックスという管楽器によるアンサンブルに、スティックス・フーパーとゲスト・ベーシストによるリズム隊、ジョー・サンプルのフェンダー・エレクトリック・ピアノがからむことで醸しだされる、洗練されたサウンドである。 1970年代後半のフュージョンはおろか、1970年代前半のクロスオーバーという言葉もなかった時代から、ジャズという既成概念にとらわれず、さまざまなジャンルの音楽を取り込んできた。ラリー・カールトンという、のちのフュージョン・シーンで有名になる技巧派ギタリストを、グループの結成初期から準メンバーとして参加させていた。