『サザエさん』は、1956年12月12日に公開された日本映画(実写版)。製作、配給は東宝。モノクロ、スタンダード。86分。 東宝版「サザエさんシリーズ」の第1作。以後、1961年公開の『福の神 サザエさん一家』まで全10作が製作・公開されることとなる。監督は全て青柳信雄。本作では、サザエとマスオの出会いを中心に展開している。 基本はコメディであるが、主演が人気歌手の江利チエミであったことから『サザエはジャズが大好き』との設定がなされ、劇中でたびたび歌うシーンが登場しており、音楽映画のような側面も垣間見える。