コイオス(古希: Κοῖος, Koios, 英語: Coeus)は、ギリシア神話に登場する神である。その名は「天球」を意味し、それ故別名ポーロス(「天の極」の神)とも呼ばれた。 ウーラノスとガイアの息子でティーターンの一人。オーケアノス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ムネーモシュネー、ポイベー、テーテュースと兄弟。 またポイベーを妻とし、レートー、アステリアー姉妹をもうけた。したがってコイオスはアポローン、アルテミス、またヘカテーの祖父にあたる。 現在伝わっている神話ではほとんど系譜上の存在であり、特に説話らしい説話は伝えられていない。