クロミグワ(Morus nigra)は、クワ科の顕花植物である。南西アジアやイベリア半島に自生するが、長い期間栽培されてきたため、正確な自生の範囲は分かっていない。英語ではblack mulberryやblackberryと言うが、キイチゴ属のブラックベリーとは異なる。308本(44倍倍数体)という大きな染色体を持つことで知られている。 黒い果実をつけるマグワ等、クワ属の他の種と混同されることがあるが、葉の下面に均一に毛が生えていることで、区別することができる。果実の色は、アントシアニンに由来する。