クニクリプラズマ・ディウルガトゥム(Cuniculiplasma divulgatum)は、テルモプラズマ目に属する好酸性の古細菌である。 2011年にスペインの銅鉱山酸性水から採取された試料より分離された(S5株)。また、ウェールズのにある銅鉱山酸性水からも分離されている(PM4株)。 タイプ株のS5株による記載では、増殖温度及びpHが10-45℃(最適40℃)、pH0.5~4(最適pH1.0-1.2)で、非常に強酸性の環境を好む。Theroplasmaなどと同様、牛肉エキスやトリプトンなど複雑な有機物培地で増殖する従属栄養性の通性嫌気性菌である。他の多くのテルモプラズマ目古細菌と同様細胞壁を欠損しており、様々な形態をとることができるが、特にY型やリング状の形状が頻繁にみられる。鞭毛や運動性についての記述は無い。この目の中では増殖温度が低いことが特徴で、S5株は5℃、PM4株は0℃でも増殖できる可能性があるという。 全ゲノムはPM4株のものが解読されている。ゲノムサイズは187万8916bpで、ORFは1816ヶ所である。

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  • クニクリプラズマ・ディウルガトゥム(Cuniculiplasma divulgatum)は、テルモプラズマ目に属する好酸性の古細菌である。 2011年にスペインの銅鉱山酸性水から採取された試料より分離された(S5株)。また、ウェールズのにある銅鉱山酸性水からも分離されている(PM4株)。 タイプ株のS5株による記載では、増殖温度及びpHが10-45℃(最適40℃)、pH0.5~4(最適pH1.0-1.2)で、非常に強酸性の環境を好む。Theroplasmaなどと同様、牛肉エキスやトリプトンなど複雑な有機物培地で増殖する従属栄養性の通性嫌気性菌である。他の多くのテルモプラズマ目古細菌と同様細胞壁を欠損しており、様々な形態をとることができるが、特にY型やリング状の形状が頻繁にみられる。鞭毛や運動性についての記述は無い。この目の中では増殖温度が低いことが特徴で、S5株は5℃、PM4株は0℃でも増殖できる可能性があるという。 全ゲノムはPM4株のものが解読されている。ゲノムサイズは187万8916bpで、ORFは1816ヶ所である。 学名は洞窟や鉱山を意味するラテン語cuniculum(クニークルム)と、形作られたものを意味するギリシア語Πλάσμα(プラスマ)、広範囲のを意味するラテン語形容詞divulgatum(ディーウルガートゥム)より造語されたもので、「(分布が)広範囲の、鉱山(から分離された)不定形菌」などと言った意味になる。なお、記載以前は「G-プラズマ」とも呼ばれていた。 (ja)
  • クニクリプラズマ・ディウルガトゥム(Cuniculiplasma divulgatum)は、テルモプラズマ目に属する好酸性の古細菌である。 2011年にスペインの銅鉱山酸性水から採取された試料より分離された(S5株)。また、ウェールズのにある銅鉱山酸性水からも分離されている(PM4株)。 タイプ株のS5株による記載では、増殖温度及びpHが10-45℃(最適40℃)、pH0.5~4(最適pH1.0-1.2)で、非常に強酸性の環境を好む。Theroplasmaなどと同様、牛肉エキスやトリプトンなど複雑な有機物培地で増殖する従属栄養性の通性嫌気性菌である。他の多くのテルモプラズマ目古細菌と同様細胞壁を欠損しており、様々な形態をとることができるが、特にY型やリング状の形状が頻繁にみられる。鞭毛や運動性についての記述は無い。この目の中では増殖温度が低いことが特徴で、S5株は5℃、PM4株は0℃でも増殖できる可能性があるという。 全ゲノムはPM4株のものが解読されている。ゲノムサイズは187万8916bpで、ORFは1816ヶ所である。 学名は洞窟や鉱山を意味するラテン語cuniculum(クニークルム)と、形作られたものを意味するギリシア語Πλάσμα(プラスマ)、広範囲のを意味するラテン語形容詞divulgatum(ディーウルガートゥム)より造語されたもので、「(分布が)広範囲の、鉱山(から分離された)不定形菌」などと言った意味になる。なお、記載以前は「G-プラズマ」とも呼ばれていた。 (ja)
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  • クニクリプラズマ・ディウルガトゥム(Cuniculiplasma divulgatum)は、テルモプラズマ目に属する好酸性の古細菌である。 2011年にスペインの銅鉱山酸性水から採取された試料より分離された(S5株)。また、ウェールズのにある銅鉱山酸性水からも分離されている(PM4株)。 タイプ株のS5株による記載では、増殖温度及びpHが10-45℃(最適40℃)、pH0.5~4(最適pH1.0-1.2)で、非常に強酸性の環境を好む。Theroplasmaなどと同様、牛肉エキスやトリプトンなど複雑な有機物培地で増殖する従属栄養性の通性嫌気性菌である。他の多くのテルモプラズマ目古細菌と同様細胞壁を欠損しており、様々な形態をとることができるが、特にY型やリング状の形状が頻繁にみられる。鞭毛や運動性についての記述は無い。この目の中では増殖温度が低いことが特徴で、S5株は5℃、PM4株は0℃でも増殖できる可能性があるという。 全ゲノムはPM4株のものが解読されている。ゲノムサイズは187万8916bpで、ORFは1816ヶ所である。 (ja)
  • クニクリプラズマ・ディウルガトゥム(Cuniculiplasma divulgatum)は、テルモプラズマ目に属する好酸性の古細菌である。 2011年にスペインの銅鉱山酸性水から採取された試料より分離された(S5株)。また、ウェールズのにある銅鉱山酸性水からも分離されている(PM4株)。 タイプ株のS5株による記載では、増殖温度及びpHが10-45℃(最適40℃)、pH0.5~4(最適pH1.0-1.2)で、非常に強酸性の環境を好む。Theroplasmaなどと同様、牛肉エキスやトリプトンなど複雑な有機物培地で増殖する従属栄養性の通性嫌気性菌である。他の多くのテルモプラズマ目古細菌と同様細胞壁を欠損しており、様々な形態をとることができるが、特にY型やリング状の形状が頻繁にみられる。鞭毛や運動性についての記述は無い。この目の中では増殖温度が低いことが特徴で、S5株は5℃、PM4株は0℃でも増殖できる可能性があるという。 全ゲノムはPM4株のものが解読されている。ゲノムサイズは187万8916bpで、ORFは1816ヶ所である。 (ja)
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