ジャック・ニコラス・オーギュスタン・ティエリ(フランス語:Jacques Nicolas Augustin Thierry, 1795年5月10日 - 1856年5月22日)は、フランスブロワ出身の歴史家、ジャーナリスト。日本語では「ティエリー」とも表記する。 同国出身の歴史家ジュール・ミシュレと並んでフランスロマン主義の歴史家を代表する存在で、、アドルフ・ティエール、らと並んでフランス復古王政時代に活躍した気鋭の歴史家としても名高い。また兄も歴史家のである。 主にフランス史やメロヴィング朝の歴史研究で名高く、1833年に著された主著『メロヴィング王朝史話』は日本でもフランス文学者の小島輝正によって翻訳され、岩波書店から出版されている。