オルトメタル化(オルトメタルか、Directed ortho metalation、略称:DoM)とは、アリールリチウム中間体を経て求電子剤が指向性メタル化基(direct metalation group、以下DMG基と略する)のオルト位に選択的に置換する、芳香族求電子置換反応のことである。DMG基は通常ヘテロ原子を含んでおり、リチウムとヘテロ原子の相互作用がオルト配向性の要因となる。DGM基としては、メトキシ基、第三級アミノ基、やアミドなどが用いられる。