『オズの世界』(オズのせかい)は、小森陽一による日本の長編小説。文庫書下ろしにて集英社文庫より2015年11月20日に刊行された。熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」をモデルに、地方の遊園地に配属された新人社員が同僚や利用客との交流を通じて成長する物語を描く。 かつて「グリーンランド」に勤務した知人が酒席で語った地方遊園地の舞台裏のエピソードから着想、『海猿』シリーズなどを手掛けた小森初の女性を主人公とした本作は女優の波瑠をイメージして執筆され、主人公の名前「波平久瑠美」にも「波」「瑠」の2文字が用いられている。 2017年に『ふしぎの国の波平さん』(ふしぎのくにのなみへーさん)と題してにより漫画化、さらに『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(オズランド えがおのまほうおしえます)として波瑠主演により映画化。