エアランド・バトル(英: AirLand Battle, ALB)とは、アメリカ陸軍で創案された戦闘教義。陸・空戦力の統合作戦によって機動戦と縦深戦闘を展開することで、ヨーロッパ正面で圧倒的優位にあるソ連地上軍に対抗しようとしたもので、1982年の基準教範 (FM100-5) の改訂の際に導入されて、アメリカ合衆国における新たな作戦術の確立に向けた第一歩となった。その後、冷戦の終結とソビエト連邦の崩壊に伴う任務の多様化に対応して、1993年には更に包括的な新しいコンセプトとして全次元作戦 (Full-dimensional operations) が提示された。