ウォーターハウス・フリードリヒセン症候群(Waterhouse–Friderichsen syndrome、略称WFS)は、Waterhouse (1911)とFriderichsen (1918)によって定義された副腎皮質不全の一病型重症のことである。ウォーターハウス・フリデリクセン症候群ともいう。多くが髄膜炎菌により引き起こされる。細菌感染は、片側もしくは両側の副腎の大規模な出血を起こす。髄膜炎菌の菌血症により臓器不全、昏睡、低血圧やショック、播種性血管内凝固症候群(DIC)が進展して紫斑、急速に進展して副腎皮質不全や死にいたる。