インタープラネタリー・トランスポート・システム(英語: Interplanetary Transport System, ITS、惑星間輸送システム)は、アメリカ合衆国の宇宙企業スペースXが2016年に発表した、再使用型のロケットエンジン、打ち上げ機、それに宇宙船からなる宇宙飛行システム。火星への有人飛行を想定したシステムであり、当初はマーズ・コロニアル・トランスポーター(Mars Colonial Transporter, MCT、火星植民輸送船)の名で呼ばれていた。 スペースXはITS発表の翌2017年に、ITSを発展させたBFR(後のスターシップ)と呼ばれるロケットを発表しており、以後はBFRの名で開発が進められている。BFRをITSの一要素とする場合もあるが、本項目では2016年の構想について記述する。