イレク・トエ(モンゴル語: Ilek tö'e)とは、13世紀初頭にモンゴル帝国に仕えた千人隊長(ミンガン)の一人。『集史』などのペルシア語史料ではایلك توا(īlek tūā)と記される。tö'eという言葉は、モンゴルで「親指と人差し指との間の距離」を意味する。 チンギス・カンによって三男オゴデイの王傅に任ぜられ、イレク・トエ率いる千人隊はオゴデイ・ウルスの原型となった。