アンタイ・レコード (ANTI- Records) は1999年にエピタフの派生レーベルとして設立された、アメリカ合衆国のレコードレーベルである。 エピタフがほとんどパンク・ロックを専門に取り扱っているのに対し、アンタイはより多種多様なミュージシャンやバンドを抱えており、そのジャンルはヒップホップ(ブラッカリシャス)、レゲエ(ブジュ・バントン)、コメディ(エディー・イザード)、カントリー(マール・ハガード)、フォーク(ザ・スウェル・シーズン)、インディー・ロック(アイランズ、エリオット・スミスの遺作)など多岐にわたる。 アンディ・コールキン (Andy Kaulkin) 率いるアンタイが初めて注目を集めたのは1999年リリースのトム・ウェイツのグラミー賞受賞作「ミュール・ヴァリエイションズ」である。ウェイツと同様に、リズム・アンド・ブルース歌手のソロモン・バーク、ベティ・ラヴェット、マリアンヌ・フェイスフルら数組のベテランアーティストがメジャー・レーベルを去った後にアンタイと契約している。