アリーン・テリー(Aline Terry)は、アメリカ・ニュージャージー州プリンストン出身の女子テニス選手。黎明期の全米選手権(現在の全米オープンテニス)で活躍し、1893年に女子シングルス・女子ダブルスで単複2冠を獲得した選手である。彼女は生没年月日とも不明の人物で、全米選手権でプレーした時の年齢さえも分からないことから、テニス・ジャーナリストのバド・コリンズはテリーのことを「全米選手権の謎の女性」と呼んだ。同年代のライバル選手だったジュリエット・アトキンソンは、テリーのプレーを「猫のようにしなやかで、虎のようにボールに飛びかかった」と評した。