アリキックは、アントニオ猪木が対モハメド・アリ戦において、打開策としてアリに打撃を加えるのに使った蹴り技。スタンド状態の相手に対し、スライディングから足を狙った低空の延髄斬りのようなローキックである。キック後はマットの上に仰向けに寝転んでローキック、もしくはマットに両手を着けて座った状態のまま前蹴りを繰り出す。対戦相手の名前が技の名称として用いられる、非常に珍しいケースのプロレス技である。