『アダムとイヴ』(西: Adán y Eva, 英: Adam and Eve)は、バロック期のフランドルの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスが1628年から1629年の間に制作した絵画である。油彩。主題は『旧約聖書』「創世記」のアダムとイヴの物語である。ルーベンスが外交官としてスペインを訪れた際に、ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオの作品を模写したうちの1つであり、多くの変更を加えることでオリジナルよりも優れた作品に仕上げている。両作品ともにマドリードのプラド美術館に所蔵されている。