アステカ暦(Aztec calendar)またはメシカ暦(Mexica calendar)は、中央メキシコにおける他の先コロンビア人と同様、アステカ人が使用していた暦である。この暦は、古代メソポタミア文明の存在していた時期からその基本構造を共有する、メソアメリカの暦の1つである。 上述の地域においては、シウポワリ(ナワトル語が原語である。この語は太陽周期に近い、365日の周期を持つアステカの太陽暦を意味する。この暦は年単位で数える)、トナルポワリ(こちらもナワトル語が原語である。この語は260日の周期を持つアステカの太陽暦を意味する。この暦は日単位で数える)と呼ばれる暦を用いていたようである。これら2つの暦の組み合わせにより、カレンダー・ラウンドと呼ばれる、52年の「世紀」を形成した。前者は、太陽周期に暦の基盤をおいているため、農業カレンダーであると見なされている。一方で、後者は神聖な暦であると見なされている。