アシベニイグチ(Boletus calopus)は北ヨーロッパで見られるイグチ科のきのこの一種である。クリスティアーン・ヘンドリク・ペルズーン(Christian Hendrik Persoon)によって1801年に初めて記述され、そのカラフルな軸から、ギリシア語で「可愛い(καλος)」「足(πους)」という意味の言葉より命名された。ドイツ語でも「可愛い足のきのこ」を意味するSchönfußröhrlingと呼ばれる。 見た目は綺麗だが、味はとても苦く、食用には向かないため、英語圏ではbitter beech boleteと呼ばれることもある。