『きゃべつちょうちょ』は、大島弓子による日本の漫画作品。『別冊少女コミック』(小学館)1976年8月号に掲載された。 大島弓子の当時住んでいたアパートで、壁面塗り替え工事が行われており、工事用の幕がアパートの壁面全体にかかっていて、昼も夜も暗くてたまらなかった時があったという。一ヶ月ほどその状況が続き、あるとき、強風の夜にその幕が自転車の足を踏み外して、ペダルを漕ぎ出すような音を立てていたことがあり、その体験を作中で使用している。 なくなった兄の代わりに男装をして過ごす少女の物語で、『ベルサイユのばら』に登場するオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェが描かれたのが、1972年のことである。