かんつめ節(かんつめぶし)は奄美に伝わる島唄の一つ。寛政年間(1790年代)または天保年間(1830年代)に実在したと伝えられる「かんつめ」という名の美女の死が歌いこまれている。現在でもヒギャ(奄美大島南部)では、かんつめの霊が出るのを恐れて、夜半かんつめ節は歌わない習慣がある。