『おばけ煙突』は、つげ義春が貸本漫画家だった1958年(昭和33年)11月に若木書房『迷路1』に掲載した短編。独特のペシミズムと、全編を覆う雨の描写が印象的で、この作品を絶賛した白土三平の尽力により、後年つげはガロで絶頂期を迎えることになる。