いかしゅうまいは佐賀県呼子町(現・唐津市)の名物料理、名産品。イカとスケトウダラのすり身、タマネギを主な材料とした焼売。細かく刻まれたワンタンの皮が外側にまぶされているのが外観の特徴である。地方発祥のローカルな焼売は日本各地に多数あるが、九州北部と広範囲に定着している例としては珍しい。 呼子町は港町であり、以前からイカの活け造りが名物であった。その呼子町に1983年に開店した「海中レストラン萬坊」を経営するが、客の減る冬季に余剰となるイカを利用するとともに、温かい料理を提供しようと創業社長や当時の料理長が真薯を参考に開発を行い、1985年から提供を開始した。萬坊は1989年にいかしゅうまい工場を建設して製造販売を行い、全国的なヒット商品となった。 シュウマイジャーナリスト・シュウマイ研究家・「日本シュウマイ協会」発起人であるの分類では、いかしゅうまいは「第6世代」=「地元食材を生かしたご当地シューマイ」に分類されるとともに、第6世代の代表例とされる。 いかしゅうまいを販売する業者は、2005年時点で佐賀県内を中心に少なくとも数十社が存在している。 2019年にはカルビーから47都道府県の地元ならではの味のポテトチップスを開発する企画が行われたが、佐賀県の味として「ポテトチップス いかしゅうまい味」が発売されている。

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  • いかしゅうまいは佐賀県呼子町(現・唐津市)の名物料理、名産品。イカとスケトウダラのすり身、タマネギを主な材料とした焼売。細かく刻まれたワンタンの皮が外側にまぶされているのが外観の特徴である。地方発祥のローカルな焼売は日本各地に多数あるが、九州北部と広範囲に定着している例としては珍しい。 呼子町は港町であり、以前からイカの活け造りが名物であった。その呼子町に1983年に開店した「海中レストラン萬坊」を経営するが、客の減る冬季に余剰となるイカを利用するとともに、温かい料理を提供しようと創業社長や当時の料理長が真薯を参考に開発を行い、1985年から提供を開始した。萬坊は1989年にいかしゅうまい工場を建設して製造販売を行い、全国的なヒット商品となった。 シュウマイジャーナリスト・シュウマイ研究家・「日本シュウマイ協会」発起人であるの分類では、いかしゅうまいは「第6世代」=「地元食材を生かしたご当地シューマイ」に分類されるとともに、第6世代の代表例とされる。 いかしゅうまいを販売する業者は、2005年時点で佐賀県内を中心に少なくとも数十社が存在している。 2019年にはカルビーから47都道府県の地元ならではの味のポテトチップスを開発する企画が行われたが、佐賀県の味として「ポテトチップス いかしゅうまい味」が発売されている。 なお、萬坊については、2019年11月25日にJR九州が買収を発表、12月16日から同社の子会社となっている。 (ja)
  • いかしゅうまいは佐賀県呼子町(現・唐津市)の名物料理、名産品。イカとスケトウダラのすり身、タマネギを主な材料とした焼売。細かく刻まれたワンタンの皮が外側にまぶされているのが外観の特徴である。地方発祥のローカルな焼売は日本各地に多数あるが、九州北部と広範囲に定着している例としては珍しい。 呼子町は港町であり、以前からイカの活け造りが名物であった。その呼子町に1983年に開店した「海中レストラン萬坊」を経営するが、客の減る冬季に余剰となるイカを利用するとともに、温かい料理を提供しようと創業社長や当時の料理長が真薯を参考に開発を行い、1985年から提供を開始した。萬坊は1989年にいかしゅうまい工場を建設して製造販売を行い、全国的なヒット商品となった。 シュウマイジャーナリスト・シュウマイ研究家・「日本シュウマイ協会」発起人であるの分類では、いかしゅうまいは「第6世代」=「地元食材を生かしたご当地シューマイ」に分類されるとともに、第6世代の代表例とされる。 いかしゅうまいを販売する業者は、2005年時点で佐賀県内を中心に少なくとも数十社が存在している。 2019年にはカルビーから47都道府県の地元ならではの味のポテトチップスを開発する企画が行われたが、佐賀県の味として「ポテトチップス いかしゅうまい味」が発売されている。 なお、萬坊については、2019年11月25日にJR九州が買収を発表、12月16日から同社の子会社となっている。 (ja)
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  • いかしゅうまいは佐賀県呼子町(現・唐津市)の名物料理、名産品。イカとスケトウダラのすり身、タマネギを主な材料とした焼売。細かく刻まれたワンタンの皮が外側にまぶされているのが外観の特徴である。地方発祥のローカルな焼売は日本各地に多数あるが、九州北部と広範囲に定着している例としては珍しい。 呼子町は港町であり、以前からイカの活け造りが名物であった。その呼子町に1983年に開店した「海中レストラン萬坊」を経営するが、客の減る冬季に余剰となるイカを利用するとともに、温かい料理を提供しようと創業社長や当時の料理長が真薯を参考に開発を行い、1985年から提供を開始した。萬坊は1989年にいかしゅうまい工場を建設して製造販売を行い、全国的なヒット商品となった。 シュウマイジャーナリスト・シュウマイ研究家・「日本シュウマイ協会」発起人であるの分類では、いかしゅうまいは「第6世代」=「地元食材を生かしたご当地シューマイ」に分類されるとともに、第6世代の代表例とされる。 いかしゅうまいを販売する業者は、2005年時点で佐賀県内を中心に少なくとも数十社が存在している。 2019年にはカルビーから47都道府県の地元ならではの味のポテトチップスを開発する企画が行われたが、佐賀県の味として「ポテトチップス いかしゅうまい味」が発売されている。 (ja)
  • いかしゅうまいは佐賀県呼子町(現・唐津市)の名物料理、名産品。イカとスケトウダラのすり身、タマネギを主な材料とした焼売。細かく刻まれたワンタンの皮が外側にまぶされているのが外観の特徴である。地方発祥のローカルな焼売は日本各地に多数あるが、九州北部と広範囲に定着している例としては珍しい。 呼子町は港町であり、以前からイカの活け造りが名物であった。その呼子町に1983年に開店した「海中レストラン萬坊」を経営するが、客の減る冬季に余剰となるイカを利用するとともに、温かい料理を提供しようと創業社長や当時の料理長が真薯を参考に開発を行い、1985年から提供を開始した。萬坊は1989年にいかしゅうまい工場を建設して製造販売を行い、全国的なヒット商品となった。 シュウマイジャーナリスト・シュウマイ研究家・「日本シュウマイ協会」発起人であるの分類では、いかしゅうまいは「第6世代」=「地元食材を生かしたご当地シューマイ」に分類されるとともに、第6世代の代表例とされる。 いかしゅうまいを販売する業者は、2005年時点で佐賀県内を中心に少なくとも数十社が存在している。 2019年にはカルビーから47都道府県の地元ならではの味のポテトチップスを開発する企画が行われたが、佐賀県の味として「ポテトチップス いかしゅうまい味」が発売されている。 (ja)
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