SL冬の湿原号(SLふゆのしつげんごう)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が釧網本線釧路駅 - 標茶駅・川湯温泉駅間の、沿線に釧路湿原を含む区間において冬季に運行している、蒸気機関車(SL)牽引による臨時列車である。牽引には国鉄C11形蒸気機関車171号機が使われ、2021年時点、北海道で運行されている唯一のSLである。運行開始日は2000年(平成12年)1月8日。 台湾鉄路管理局CK124号機と姉妹列車である(2014年3月12日締結)。 2014年(平成26年)、JR北海道ではSLには新型の自動列車停止装置(ATS)の搭載が難しく、北海道新幹線の開業準備を優先させる必要性があることから、同年度を最後にSL函館大沼号、SLはこだてクリスマスファンタジー号、SLニセコ号を廃止する検討に入ったが、SL冬の湿原号については存続の方針となっている。