MW 50は第二次世界大戦時にドイツの航空機用エンジンで使用された、メタノールと水がほぼ同量より成る混合液、またはそれを利用した出力増強装置である。"MW 50"という名称は"独: Methanol Wasser 50, 英: Methanol Water 50" (メタノール 水 50)を意味する。以前には亜酸化窒素が用いられていたのであるが、水メタノールが入手容易であったことや、システム全体としても簡便であったことから、中高度以下ではMW 50が多く使われることとなった。