M1 76mm戦車砲 (英語: 76 mm gun M1)は、第二次世界大戦期にアメリカ合衆国で開発・運用された戦車砲である。 M1戦車砲は"76mm砲"という名称が付けられているが実際の口径は76.2mm(3インチ)である。しかし、同口径であるが異なる砲弾を使用するM5/M7 3インチ対戦車砲との混同を避ける目的で、76mm砲と呼称された。 M1戦車砲自体の開発は1942年に完了したが、当時アメリカ軍の主力であったM4中戦車へ搭載する開発が完了したのは1943年後半、実戦投入は1944年に入ってからであった。 1943年1月にはM18ヘルキャット駆逐戦車の主砲としてM1 76mm砲を採用する事も決定され、こちらも1944年に実戦投入された。