FUSE(ヒューズ、Far Ultraviolet Spectroscopic Explorer、遠紫外線分光探査機)はアメリカ合衆国の宇宙望遠鏡。1999年6月4日、NASAのオリジンズ計画の一環として、デルタIIロケットにより打ち上げられた。NASAとアメリカ国内の大学、フランス、カナダの宇宙機関との共同プロジェクトで、他の宇宙望遠鏡では観測できない、90.5-119.5nmのを観測した。高度約760kmの低軌道に存在し、軌道傾斜角は25度、周期は100分弱。別名、エクスプローラー77号。 2007年7月12日、FUSEの姿勢制御に必要な最後のリアクションホイールが故障し、再開の試みも失敗した。衛星自体の状態は良好であったが、観測のための姿勢制御が不可能になり、計画は終了となった。