Bcl-2ファミリー(Bcl-2 family、TC# 1.A.21)は、Bcl-2相同ドメイン(BHドメイン)を持つ、進化的に保存された多くのタンパク質から構成されるタンパク質ファミリーである。Bcl-2ファミリーは、ミトコンドリアにおける、プログラム細胞死の一形態であるアポトーシスを調節する役割が最もよく知られている。Bcl-2ファミリーのタンパク質はアポトーシスの促進もしくは阻害を行う因子から構成され、アポトーシスの内因性経路(intrinsic pathway)の重要な段階である、(MOMP)の制御によってアポトーシスを制御する。2008年の段階で、25種類のBcl-2ファミリーの遺伝子が同定されている。