2008年北京オリンピックの野球競技・キューバ代表(2008ねんペキンオリンピックのやきゅうきょうぎ・キューバだいひょう)は、2008年8月13日から23日まで中華人民共和国の北京市内にある五棵松野球場で開催された北京オリンピック野球競技に出場した野球キューバ代表である。 代表監督には過去のオリンピック3大会(1992年バルセロナ大会、1996年アトランタ大会、2000年シドニー大会)で正二塁手として活躍し、アビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバ監督を務めるアントニオ・パチェコが就任した。初戦に第1回WBCの決勝戦で敗れた日本と対戦し、5回途中までに4得点を挙げてダルビッシュ有をKOして試合を決めた。予選リーグを韓国以外には全勝の6勝1敗で突破した。準決勝では4本の本塁打攻勢でアメリカ合衆国に10−2と圧勝。決勝戦の対韓国戦では1回表に李承燁の2点本塁打で先制されたが、その裏にミチェル・エンリケスがソロ本塁打を放ち1点差。7回表に姜珉鎬の二塁打で1−3となり、その裏にアレクセイ・ベルがソロ本塁打を放ち再び1点差。9回に一死満塁で一打逆転の好機を迎えるも不調で6番降格のユリエスキ・グリエルが併殺に倒れ、銀メダルに終わった。