1997-98シーズンのシカゴ・ブルズは、ブルズのフランチャイズ32年目のシーズン。ファイナル3連覇を目指すブルズはオフシーズンにゴールデンステート・ウォリアーズからを獲得した。前年のNBAファイナルで足を負傷したスコッティ・ピッペンはシーズン前半を欠場した。ピッペンを欠くチームは11月を9勝7敗で終えた。ピッペン復帰後の3月から4月にかけて13連勝を記録し、最終的には62勝20敗でセントラル・ディビジョンで優勝を果たした。プレーオフ1回戦ではニュージャージー・ネッツを3勝0敗で下し、準決勝ではシャーロット・ホーネッツを4勝1敗で破り、カンファレンスファイナルではインディアナ・ペイサーズを4勝3敗で破り、NBAファイナルに進出した。ファイナルでは2年連続でユタ・ジャズと対戦し、前年と同様に6試合でジャズを破って優勝を果たした。ブルズは8年間の間で6回のNBAチャンピオンを獲得し、フランチャイズ2回目のスリーピート(3連覇)を達成した。 シーズン中にはマイケル・ジョーダンが5度目のMVPを受賞し、オールスターゲームに出場、3度目のオールスターゲームMVPも受賞した。 チームは解体され、1990年代を通じてNBAの象徴付けていたブルズ王朝の最後のシーズンとなった。その後ブルズは再建チームとなり、2005年までプレイオフ進出することはなかった。