藤原 成通(ふじわら の なりみち)は、平安時代後期の公卿・歌人。藤原北家中御門流、権大納言・藤原宗通の四男。官位は正二位・大納言。蹴鞠・今様・笛・乗馬・・和歌の達人として知られ、特に蹴鞠においては後世まで「蹴聖」と呼ばれて、長く蹴鞠の手本とされた。人柄も優美で明朗、誰からも好かれ、白河上皇の取り巻きの中でもずば抜けた人物だったと言われる。