自貢市(じこう-し)は中華人民共和国四川省に位置する地級市。 四川省の重要な工業基地の一つでもある。特に中国の「三線」政策により内陸のこの地に化学工業が集積した。また、古代よりこの地で産出される「井塩」という塩は貴重なものとして各地へ売られ、製塩業や塩の売買、塩に関係する工業で財をなした富裕な商人が多く住んだ。近代的な製塩技術が導入されるまでは、製塩と塩取引で栄える自貢は中国でも豊かな都市の一つであった。