第31回世界卓球選手権(だい31かいせかいたっきゅうせんしゅけん)は、1971年3月28日から4月7日まで日本の名古屋市愛知県体育館で開催された世界卓球選手権である。 名古屋市は、1967年の開催中に立候補を表明、1968年8月にフランスのリヨンで行われた国際卓球連盟総会で本決まりになったが、1969年の大会出発前に後藤鉀二日本卓球協会会長がいったんは開催返上を表明した。これには北朝鮮と東ドイツの国名呼称や入国問題があった。また財政難と観客動員力から名古屋ではなく東京での開催の可能性もあった。第30回世界卓球選手権開催中の1969年4月22日、ミュンヘン市内の商工会議所で行われた国際卓球連盟総会で全会一致で名古屋での開催が決定した。