海賊の掟(かいぞくのおきて、pirate code)とは、海賊たちが自らの共同体の秩序を守るために制定していた独自の行動規範のこと。海賊条項(pirate articles)や合意条項(articles of agreement)とも呼ばれる。海賊行為に関わる各種の規律統制や戦利品の分配、負傷した仲間への補償などを予め掟や合意として取り決めていた。 本稿では海賊黄金時代のカリブの海賊によるものについて解説する。