沈 徳符(しん とくふ、1578年 - 1642年)は、明代の文人。字は景倩・虎臣。嘉興府秀水県の出身。 父に従って北京におり、万暦46年(1618年)の挙人である。音律に精通しており、故事来歴を熟知していた。欧陽脩の『帰田録』の体裁に倣って、随筆を書き、記録していた。郷里に帰った後、『万暦野獲編』を撰述し、万暦34年(1606年)に完成している。