普通海綿綱(ふつうかいめんこう、学名: Demospongiae)は、海綿動物門で最も大きな綱である。尋常海綿綱とも呼ばれる。骨格は、タンパク質スポンジンと鉱物シリカの一方あるいは両方の繊維で構成されるで作られている。シリカの針状体は、六放海綿綱のものとは異なる形状をしている。普通海綿綱は海綿の全ての種のうち90%を含んでおり、構造は主にロイコン型(leuconoid)である。 普通海綿綱には、大型の海綿の全てを含む多くの多様な目がある。ほとんどは海洋性であるが、一部には淡水環境で生きるものもある。一部の種は鮮やかな色をしており、形状も多様性がある。最も大型の種は幅1メートル (3.3 ft)を越える。有性と無性の両方で生殖を行う。