慈湖紀念雕塑公園(じこきねんちょうそこうえん)は、台湾桃園市大渓区の慈湖にある、蒋介石の像を大量に展示している公園。 かつて台湾で独裁政権を敷いた蒋介石は、プロパガンダのために膨大な数の像を台湾全土に設置した。蒋介石の死後、台湾で民主化が進み、次第に個人崇拝的な像が忌避されるようになると、像の撤去が進み、行き場を失った像は蔣介石の陵墓に隣接する公園に集められ、芸術作品として展示されるようになった。 台湾の観光局によると、単一の人物の像を集めたテーマパークとしては、現在、世界で唯一のものであるという。 2022年現在、公園には約300体の像があり、これからも増え続ける見通しである。