威王(いおう)は、中国の戦国時代の楚の王。姓は羋、氏は熊。諱は商。宣王の子。 宣王30年(紀元前340年)、宣王が死去すると、後を嗣いで楚王となった。 威王のとき、越王無彊の軍が斉の使し嗾そうを受けて楚に侵攻してきた。威王は出兵して越軍を撃破し、旧呉の領域を攻め取った。 威王7年(紀元前333年)、威王は軍を動員して斉を攻撃し、徐州で斉軍を撃破した。威王は靖郭君田嬰を斉から追放させようとしたが、張丑の説得を受けて、田嬰追放の要求を取り下げた。 威王11年(紀元前329年)、威王は死去した。在位11年。