古畑任三郎のエピソード一覧(ふるはたにんざぶろうのエピソードいちらん)ではテレビドラマ『古畑任三郎』の各作品のエピソードについて解説する。概要などについては「古畑任三郎」を、登場人物については「古畑任三郎の登場人物」を、犯人の設定については「古畑任三郎の犯人」を参照。

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  • 古畑任三郎のエピソード一覧(ふるはたにんざぶろうのエピソードいちらん)ではテレビドラマ『古畑任三郎』の各作品のエピソードについて解説する。概要などについては「古畑任三郎」を、登場人物については「古畑任三郎の登場人物」を、犯人の設定については「古畑任三郎の犯人」を参照。 (ja)
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  • 最後の事件 (ja)
  • アリバイの死角 (ja)
  • 古い友人に会う (ja)
  • 古畑、風邪をひく (ja)
  • 古畑任三郎、生涯最初の事件 (ja)
  • 完全すぎた殺人 (ja)
  • 忙しすぎる殺人者 (ja)
  • 間違えられた男 (ja)
  • 雲の中の死 (ja)
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  • 人気クイズ番組「クイズ王」のチャンピオン・千堂謙吉(唐沢寿明)は、番組スタッフから事前にキーワードの数字を教えてもらう不正で、自身のチームにキーワードに関する数字のネタ調査をさせる事で王座を守っていた。しかし週刊誌にそれを暴露された事で、スタッフは一変して数字の事前通知をやめる事を千堂に伝える。焦った千堂は自力で当日のキーワードを調べようと衣裳部屋に忍び込むが、衣装係の沼田(伊集院光)ともみ合いになり、転倒した沼田は衣装ケースに頭を強打して死亡する。部屋のすぐ外ではお笑いコンビがネタ合わせをしており、現場から逃走する手段のない千堂。その後、偶然にも「クイズ王」の解答者として出演しており、その場に居合わせた古畑らが通報を受け踏み込んだ事件現場には、なぜかくさやが散らかっており、何軒もの出前が来ていた。 ---- 犯人が密室状態の犯行現場からどうやって脱出したか、という点に重きを置いた回であり、古畑も解決編前の「視聴者への挑戦」でこの点に言及している。ファルコンの定理が再登場。池田貴族が11回ラジオ内での収録テープのゲスト役に続き、「クイズ王」のジャッジとして2回目のゲスト出演を果たしている。解決編では、古畑の推理が最後の決め手に欠けてしまい一度引いたその直後に、決定的な証拠となるヒントを発見するという稀有な回である。 (ja)
  • 自称・超能力者の黒田清(石黒賢)は、チンピラ風の男・中島(岡部務)に超能力の種を仕掛けているところを目撃され、もみ合ったはずみで殴り殺してしまう。自身の超能力を検証する番組に出演した黒田は、科学者・神宮教授(山口崇)によりイカサマをことごとく見破られてしまいピンチに陥るが、突如奇妙な身震いを始めると、自分が殺した男のことを告げ、超能力で死体を発見したかのように偽装するという大博打を打つ。番組の観覧に今泉と訪れていた古畑は一部始終を目撃しており、黒田の行動や言動に不自然な点があった事から推理を始める。 ---- 小説版のタイトルは「黒田少年の憂鬱」また、小説版では、番組をテレビで見ていた古畑が、テレビ局に匿名で電話し、黒田の犯罪を指摘するという形となっている。ドラマでも黒田と古畑との絡みは少なく、初対面は解決編以降だった。 (ja)
  • 中南米某国の特命全権大使・黛竹千代(松本幸四郎)は現地企業との癒着を暴露するという参事官・川北健(及川光博)を撲殺し、反日団体の誘拐事件に見せかけようとする。翌日、休暇中にパスポートを紛失した古畑が大使館を訪れ、成り行き上滞在することになった。川北を誘拐したという手紙を見た古畑は、手紙の内容の不自然さとそれに対する反応から黛に目をつける。追い詰められた黛は古畑の追及から逃れるべく偽装工作を行い、大使館内を警察に捜索してもらおうと自ら申し出た。そして彼の目論見通り、現地人職員の部屋から証拠品が押収されるが…。 ---- 唯一、犯人が自殺。古畑の判断ミスにより犯人の拘束に失敗した希有なケースであったことが第40回での今泉の発言によって語られる。全エピソードを通し、今泉が唯一登場しない回(時代背景から登場できない古畑中学生は除外、また西園寺も登場しない)。第32回で犯人役を演じた津川雅彦が別の役で登場している。第38回に続き花田が最後の再登場、更に赤い洗面器の男の話がスペイン語で出てくる、放映された物ではこれが最後の話となる(本当の最後の話は「すべて閣下の仕業」DVD特典映像での三谷幸喜の解説を参照)。古畑と大使達の食事シーンで第27回のエピソードが出てくる。DVDのみ冒頭で三谷幸喜が作品解説。シリーズ初のハイビジョン製作。この放送回から、オープニングカット中に田村とゲスト犯人役のモノクロ写真のカットが使用されるようにリニューアルされた。再放送は地上波では一度も行われていないが、日本映画専門チャンネルでは、古畑任三郎シリーズの放送が行われる度に不定期で放送されている。。 (ja)
  • 脚本家・佐々木高代(加藤治子)は、長年犬猿の仲だった妹・和子(絵沢萌子)を殺害し、強盗の犯行に見せかける。しかし現場に到着した古畑は、高代の稚拙な偽装工作を早々と見破り、高代の犯行だと断言する。古畑は警官を配置して証拠隠滅を防ぐとともに、今泉を高代のお手伝いとして彼女の家に住まわせ、凶器を探させるが、どこをいくら探しても凶器が見つからなかった。再び高代の自宅を訪れた古畑は、冷蔵庫の中のあらゆる物が高代の本名である久子の「H」と和子の「K」に分けられている事を発見し、姉妹の決定的な不仲に気付く。そして古畑が辿りついた、凶器の正体とは……。 ---- 犯行シーンは存在するが、凶器が解決編まで明かされない。ドラマのベテラン脚本家という設定上、吉永小百合・桃井かおりなど実在の女優の名前が複数登場する。 (ja)
  • 天神大学電気工学部助手・林功夫(木村拓哉)は深夜、大学のすぐ側の遊園地に侵入し、観覧車に時限爆弾を仕掛けた後、逃げ出すところを警備員・真鍋茂(金井大)に見咎められ、口封じのために撲殺する。翌日、真鍋殺しの捜査に古畑たちがやってくるが、そこに林からの脅迫電話が遊園地に掛かり、爆弾設置が発覚。ところが、設置場所の観覧車には運悪く今泉が乗っていた。 ---- その身勝手な思想に怒りを抑えきれなくなった古畑が、唯一、犯人に手を上げる。ジャニーズ事務所による肖像権の管理から、CS再放送が出来ない回である。しかし、地上波では再放送される場合がある。2021年4月に田村が急逝した際には当該回も再放送の対象となり、フジテレビだけでなくカンテレなど地方局でも随時再放送された。 (ja)
  • 西洋美術研究家・臺修三(玉置浩二)は、妻・もえ子(もたいまさこ)とともに飛行機で日本へ向かっていた。妻に雑誌を取ってくるよう言われた臺は、旅先から付けてきた不倫相手の市川由美子(川合千春)に出会ってしまう。化粧室に強引に連れ込まれた臺は、妻にばれるのを恐れ2人が写ったプリクラを捨てさせようと絡み合ううちに、飛行機の揺れで、由美子の頭を角に打ち付け死なせてしまう。プリクラだらけのライムグリーンの化粧バッグを手に化粧室を出たところを少年(安達心平)に目撃された臺は、西園寺による乗客の犯人捜しに肝を冷やすが、グレムリンを見たと妄言を吐く今泉に副機長と間違われたことを悪用し、幾度となく難を逃れながら成田到着を待つ。 ---- 全編飛行機内(のセット)でのシーン。死因は事故。花田の双子の兄が初登場。なお古畑が事件に全く参加しない。またOPと解決編前のトークでは第34回に続き、視聴者から寄せたハガキの質問に回答するパターンになっている。 (ja)
  • 将棋の町・山形県天童市の旅館では、将棋の「竜人戦」が行われていた。この勝負に自身の進退がかかっていた米沢八段(坂東八十助)は、自身に有利な状況を作り上げるため、封じ手に次の一手を記載せず封じた。これに気付いた立会人の大石(小林昭二)が、その晩米沢の部屋を訪れて不正の可能性を指摘する。封じ手を証人の前で開封すると言い放ち部屋を出ようとする大石を、米沢はとっさに灰皿で撲殺し事故死に見せかける。偶然、同じ旅館に宿泊していたために捜査を依頼された古畑は、大石のスーツが綺麗にベッド上に畳まれていたことに疑問を持ち、事故ではなく事件と見抜き、犯人は背広を着慣れていない人物だと目星を付ける。そんな中、地元警察の事情聴取に同席した古畑は、唯一和服を着こなしている米沢に目を付ける。翌日、大石への追悼として対局は続行された際、開封された封じ手には何も書いていないはずの次の一手が記載されていたが、端部に謎の印も記載されていた。古畑は米沢の疑いをさらに深めるも、決定的な証拠は見つからないでいた。だが対局中に、米沢がチャンスの場面でなぜか飛車成りをせず敗れた事に、古畑は米沢の犯行の確信を持ち始める。 ---- 犯人の姓は判明しているが名は明かされない。小説版未収録。犯人役の坂東三津五郎は当時はまだ「坂東八十助」名義。 (ja)
  • ラジオ番組の人気DJ・中浦たか子(桃井かおり)は、出演しているラジオ番組の生放送中に、「サン・トワ・マミー」が流れているわずかな時間を利用してスタジオブースを抜け出し、建物外への最短ルートを駆け抜け、恋人を奪った付き人の沢村エリ子(八木小織)を隠し持っていたスパナで殺害する。何食わぬ顔でスタジオに戻ったたか子は、普段通りに生放送を続けようとするが、疲労と動揺を抑えきれず手が激しく揺れたため、貴重なレコードに針を落とす役をアシスタントに任せる。中浦に脅迫文が届いていた一件で彼女を訪ねた古畑は、成り行き上彼女の様子を見守っていたが、その不自然な様子に気づき、中浦を疑い始める。古畑は今泉を酷使して予想ルートを走らせる実験を繰り返すもトリックを崩せずにいたが、30年スタジオに勤務している清掃員の老女(川上夏代)にヒントを得て中浦の犯行ルートを割り出す。そこに朝刊が届けられ、それを見た古畑は決定的な証拠を発見する。 ---- 「赤い洗面器の男」の話が初めて登場する。中浦がラジオブースに犯行立証にやってきた古畑に動揺し、結末まで話せなかった事から、以後も何かとアクシデントが起こり、結末を聞くことができないという定番の流れに繋がっている。また『ラヂオの時間』と世界観を共有。犯行立証時に中浦の裏をかくために、新人歌手の歌った売り込みのカセットテープに古畑の「ラストダンスは私に」の歌声が上書き録音されているシーンがある。田村本人はレコードデビューしていないため、貴重な田村の歌声が聴ける回でもある。小説版のタイトルは「さよならおたかさん」。 (ja)
  • 古畑は、友人(次回に登場する安斎亨)の紹介で歯科医・金森晴子(大地真央)の元を訪れ、歯痛の治療をしてもらおうと歯科クリニックの待合所で順番待ちをしていた。その時、診療室の治療を受けていたのは金森の元恋人・山村淳一(陰山泰)。彼は長く付き合っていた金森を捨て、こともあろうに、金森の元で働く歯科助手・瀬川エリ(伊藤裕子)に乗り換えたのだった。もう過去にはこだわっていない風を装いながら、金森は殺害計画を実行に移していく。そして、金森のクリニックから歩いて5分の場所にあるオフィスビルのトイレで、山村の射殺死体が発見された。金森の言動・金森の口から香るハッカの匂いなどから何かおかしいと感じた古畑は、金森を追い詰めていく。 ---- 唯一男装して犯行した回。第27回に続き花田が再登場。事件発生前の時点で古畑が、第26回の事件でSMAP(架空)を逮捕したのが自分である事を、金森晴子に明かしている。古畑が犯人のアリバイ工作に利用されていた事が判明する稀有な回。 (ja)
  • 医師・乾研一郎(草刈正雄)は推理作家・花見禄助(藤村俊二)の往診に訪れていた。そこで花見から妻・常子(一色彩子)が浮気をしていると相談を受ける。乾は狂言自殺をして妻の愛を確かめようと持ちかけるが、実は乾こそが浮気の相手だった。乾はその狂言自殺を利用して、花見だけでなく常子をも殺害し、無理心中に見せかける。 ---- 初の連続殺人。会話場面に花見の執筆した「やっぱり猫が死ぬ」という小説本が登場する。三谷が脚本を担当した「やっぱり猫が好き」のセルフパロディ。 (ja)
  • 人気コミック作家・小石川ちなみ(中森明菜)は自分を弄んだ編集者・畑野茂(池田成志)を長野県にある別荘の地下倉庫に閉じ込め窒息死させる。そこへ偶然、雨の中で車がガス欠になって立ち往生した古畑と今泉が訪れる。畑野の死体は、なぜか頭部に殴られた痕があり、紙とペンを持っていた。しかし、ペンは書ける状態であったにも関わらず、紙には何も書かれていなかった。 ---- 後に無罪判決となる。古畑と友人になる。小説版のタイトルは「ちなみの家」。 (ja)
  • ベテランの時代劇スターである大宮十四郎(小林稔侍)は、撮影所を閉鎖してスーパーマーケットを建設しようとする社長・城田春彦(長谷川初範)の殺害を計画。そして撮影所内での殺陣のリハーサルの際、最後の撮影だからと城田を誘い、真剣と模擬刀の取り違えに見せかけて城田を斬殺する。警察の事情聴取に、大宮は刀を間違えたのは自分の過失であり、事故だと主張する。古畑は、これが計画的な殺人であると踏んで捜査を進めるが、小道具係の山本(梅津栄)が、自分が真剣と模擬刀を取り替えたと自白する。その後古畑はセットスタジオ内に落ちていた見学者の撮影した写真と現在のセットの違いに気づき、大宮を追い詰めていく。 ---- 小説版未収録。第4回に続いて蟹丸警部が登場し、メイクを施して記者会見に臨むという目立ちたがり屋の一面を見せる。 (ja)
  • 古畑はニューヨークに向かうバスの中で、のり子・ケンドール(鈴木保奈美)という日本出身の女性と出会う。古畑が警察官だと聞き、目的地までの時間つぶしのため、のり子は「友達の起こした事件」と称し、既に裁判で無罪判決を受けている、自身の「完全犯罪」について語り始め、古畑はその殺害方法の推理に挑む。 ---- 既に犯人の無罪が確定している。事件風景がない完全な安楽椅子探偵方式。アメリカでの海外ロケを敢行しているが、高速バス内での会話劇が中心となるため、アメリカでの撮影だとわかる場面は、休憩場所で停車したバス内とカフェでの場面、ラストのニューヨークでの停留所での別れのシーンのみである。また、解決編終了後と最後のスタッフロールカットに9/11テロによって崩壊する以前の「ワールドトレードセンター」が映っている。 (ja)
  • 引退したマジシャン・南大門昌男(山城新伍)は、弟子ながら悪名高いプレイボーイの倉田勝男(池田成志)と、同じく弟子でかわいがっていた毛利サキ(松たか子)が交際するのを快く思っていなかった。南大門はパーティーの席上で、テーブルに並べられた5本のオレンジジュースの瓶の1本に毒を入れ、倉田を殺害する。しかし、オレンジジュースを持ってくることを提案したのも、5本の瓶の中から毒入りのものを選んだのも倉田自身であった。毛利と動物病院で知り合い、パーティーの招待状を受け取り会場に訪れていた古畑らが事件現場に居合わせた事で、捜査を始めることになる。 ---- 同じ三谷作品『王様のレストラン』と世界観を共有。池田成志がシリーズを通じて唯一、2度目の被害者役(第1回に続き)でゲスト出演を果たしている。第11回に続き再び赤い洗面器の男の話が出てくる。松たか子の民放地上波ドラマの初出演作である。 (ja)
  • 売れっ子作家の三谷は、ある出来事をキッカケに人気俳優の大泉妙を殺害したいと思うようになる。サイレンサー付きのピストルを自作した三谷は、映画の完成試写会が開かれる大泉と同じホテルに宿泊し、一人になった大泉を射殺する。数滴の返り血を浴びたものの、目撃者はなく完全犯罪が成立したと思われた。警察の捜査が始まり、古畑に目を付けられた三谷は、用意していたアリバイを披露して追及を躱そうとする。ホテルの自室にまで付いてきて、血痕の付着したシャツを入れていた自分の鞄を漁ろうとする古畑に、三谷は体当たりして止める。古畑の鼻血をシャツで拭きとり、シャツの血痕を隠すことに成功する。しかし、古畑は「大泉妙さんを殺したのはあなたですね」と告げる。 (ja)
  • 深夜の街。何者かに追われている男・牟田(小原雅人)は、公園に逃げ込んだところを、スーツを着た男・山本(山崎一)に拳銃で射殺される。牟田は動物愛護団体SAZ のメンバーで、団体がテロ活動を行っていたことを明らかにしようと密かに証拠が記された手帳を持ち出していたため殺された。SAZの雇われリーダー・日下光司(江口洋介)は、牟田が手帳の入ったバッグを電車の中に置き忘れていたことを知り、偽のトレインジャック事件を起こそうと計画する。その計画とは、ジャック事件の身代金を遺失物保管所にあったバッグに入れさせ、バッグを取り返す、というものだった。計画は順調に進み、成功するかのように思われたが、私用で鉄道会社に来ていた古畑によって次第に計画の矛盾点が指摘されていく。焦った日下は自らも公安部を名乗り、古畑と駅の管理センター局長・武藤田(佐々木功)とともに、身代金の受け渡し場所に向かうことになる。 ---- 唯一の前後編エピソード。OPトークで今までのエピソードの犯人全員の写真が背景として飾られている。殺人は発生しているが、メインの事件に直接の繋がりはない。山崎一が第7回・大宮十四郎のマネージャー役に続いて2回目のゲスト出演。ED後に解決編前のトークで古畑が次週に続くセリフを喋りこの回は終了する。 (ja)
  • 落語家の気楽家雅楽(市川染五郎)は人気も華もあり、多くの客を笑わせる腕もあるが、古典落語に対する知識が乏しく、新作を作る能力が無かった。そこで、古典落語に精通し、新作に定評があるが、人気や腕がなくいまだ二つ目の兄弟子・気楽家苦楽(モロ師岡)のネタ帳を盗み、自らが演じる。それに気付いた苦楽に激昂され、もめた際に頸動脈を斬り殺害。雅楽は、真打昇進リストを盗み出した苦楽が、自分の名前がないことを知り、将来を悲観して自殺したように見せかけた。しかし、苦楽の死体が煮干しを握りしめていることに気付いた古畑は、自殺に疑問を持つ。さらに、苦楽が死んだと兄弟弟子に聞かされたとき、雅楽はいつ死んだか聞き返せなかった。傍らにいた古畑はこれをきっかけに彼を追い詰めてゆく。 ---- 15分拡大放送。西園寺が今泉と同等のレギュラー化。解決編で事件に関与していない第三者が同席していた稀有な回。雅楽の落語イベントのスタッフとして、第26回の「古畑任三郎VS SMAP」にも登場したコンサートスタッフが登場する。 (ja)
  • 天真楼病院・外科部長の中川淳一(鹿賀丈史)は、自分の浮気を調べていた興信所の所長・宍戸隆(河原さぶ)を懐柔しようとするが失敗。宍戸のコーヒーに睡眠薬を仕込んで眠らせたのち、新幹線の座席で多量のカリウムを注射し毒殺。証拠写真の入ったフィルムを奪い取ろうとしたが、それを後部座席のやくざ風の男(大河内浩)に見られてしまい、宍戸のコートごと持ち去った。たまたま同じ特急に乗り合わせていた古畑は、捜査のため医師の協力を呼びかけた際、中川が名乗り出なかったことで不審感を抱き始める。 ---- 全編通して、犯人と探偵役が同席する特急列車内で物語が進む、密室劇となっている。『振り返れば奴がいる』と世界観を共有している(ただし、「振り返れば奴がいる」では中川の部下である平賀友一を今泉役の西村雅彦が演じていたが、中川が今泉と対面しても何も言及はなく話は進んでいく)。古畑の酢豚好きが判明する。小説版のタイトルは「中川外科部長のコート」。 (ja)
  • 警視庁のベテラン刑事である小暮音次郎警視(菅原文太)は、孫娘を殺されたが裁判で無罪になったチンピラの生原治(鈴木隆仁)を報復で射殺する。この時小暮は大麻取引の張り込み中で、それを逆手に取ってアリバイを確保していた。殺人事件の担当になった古畑はそのアリバイに疑問を持つが、小暮に隠れて張り込んでいた後輩刑事・広瀬(中原潤)によって、犯行時に小暮がホテルで張り込んでいたのが立証される。 ---- 小説版のタイトルは「木暮警部最後の事件」また、「小暮は警視だが小説版では警部、また名字が小説版では「木暮」。桑原万太郎が初登場。解決編前の古畑のトークで唯一顔出しで他者が絡む、セリフは「誰と話してんだよ~」と「納得できねぇな〜」の二言。第8回・車掌役の梶原善がホテルクラークとして2回目のゲスト出演をしている。なお本放送では首相指名選挙で社会党の村山富市が選出された速報を挿入したため15分ほど放送が中断された。 (ja)
  • メディアプランナー・由良一夫(真田広之)は、議員・岩田大介(佐渡稔)から、由良から受けた自身のスキャンダルへの対応アドバイスが失敗に終わった事で、新事業の融資から手を引くと言われ、ホテルの一室で自殺に見せかけて殺害する。朝早く事件に駆り出された古畑は、灰皿に残った燃えカスと撃ち抜かれたTVのチューナーに疑問を感じる。前の晩、被害者が何度もマッサージのサービスに間違い電話をしていたということで、その番号から本当にかけたかったのは由良の部屋ではないかと考える。しかし、由良は被害者と面識はなく、殺害された時間は秘書(磯野貴理子)とずっと電話で話していたと証言する。今泉がホテルの10周年記念イベントを開催しているとの言動が、古畑にとっての解決のヒントとなる。 ---- 全作品中で唯一エンディングクレジットが中央に表示された。古畑が犯行を証明するために使った図とホテルの照明が左右に配置されていたためである。佐渡稔は第9回のディレクター役に続き、二度目のゲスト出演となった。 (ja)
  • 古畑が突如姿を消した。今泉、桑原、向島たちはそれぞれに、動揺し困惑し思いを馳せて泣いたりと大わらわ。芳賀は過去に古畑が担当した事件が関わっているのではないかと考え、古畑に逮捕され服役中の犯人たちに面会。彼らの口から、古畑任三郎という男の数々のエピソードが語られ始めた。 ---- 全エピソードを通し唯一、古畑が登場しない回(過去の回想シーンにのみ登場)。第1回から第24回までの全員が出演(犯人役の人物は服役囚として、未遂や無罪になった人物は自宅で知人として、第12回で登場した小暮警視役の菅原文太は音声のみ)。第19回での「クイズ大好き主婦」堀部靖子(斉藤清子)も古畑の人柄について街で聞かれる形で出演。第11回、第21回に続き赤い洗面器の男の話が犯人の口から話題に出る。そして今泉が語った言葉から、放送終了間際、第1回にまつわる、ある衝撃的な事実が判明する。随時、芳賀のナレーションで番組が進行してゆく。肖像権や放送権利上の都合がある第17回・第22回が使用される為、CS再放送が出来ない回。 (ja)
  • 骨董商・春峯堂の主人(澤村藤十郎)は、美術館長・永井(角野卓造)と共に骨董品の贋作で荒稼ぎをしていた。しかし陶芸家・川北百漢(夢路いとし)に贋作の「慶長の壺」を博物館に出展していたことを暴露されそうになり、彼を射殺。永井に物盗りが侵入したように偽装工作させ、川北が入手していた真作の慶長の壺を取り戻す。しかし、永井はその際に、金銭目的で川北の作品を数点盗んでしまう。その後、古畑の捜査の手が伸びると、怖気づいて自首を提案する永井。しかし、それを聞いた春峯堂は逆上、自殺に見せかけて永井をも殺害し、永井が川北の作品を盗んだことを利用して、川北殺害の罪をなすり付ける。 ---- 唯一犯人の実名が不明。拳銃による殺人では唯一リボルバーを使用。直接の描写はないが、小石川ちなみの結婚式会場から現場に来たという古畑の口から、ちなみの近況が語られる。澤村にとっては、初の地上波ドラマの出演作である。 (ja)
  • 車で老婆をひき殺してしまった歌舞伎役者・中村右近(堺正章)は、自首を勧める警備員・野崎(きたろう)を口論の末突き飛ばしてしまい、誤って死なせる。その日の演目終了後、右近は自分の楽屋に置いておいた野崎の死体を、すっぽんという昇降装置を使って歌舞伎座の舞台に運び、天井のすのこから転落したように見せかける偽装工作をした。右近は一度その場を去るが、その後なぜか楽屋に戻って茶漬けを食べるという謎の行動をとる。やがて野崎の遺体が発見され、警察が到着し現場検証が始まる中、右近は歌舞伎座内の自動販売機で飲み物を買ったが商品もお釣りも出てこずに立ち往生している古畑に出くわす。何が起こったのかと古畑に尋ねる右近は、野崎が舞台上で死んでいたと聞いた際、ある発言で口を滑らせる。それを聞き逃さなかった古畑は、右近自身や歌舞伎についての世間話をしつつ、右近を徐々に追い詰めていく。 ---- 田村は当初、ドラマの出演依頼に前向きではなかったが、この「動く死体」の脚本を気に入り、出演を了承したとの逸話が残っている。小説版のタイトルは「六代目の犯罪」。 (ja)
  • 時は数十年前、中学生の古畑任三郎(山田涼介)はとある田舎にある杉の森中学校に転校する。古畑と座席が隣同士になった向島音吉(タモト清嵐)は担任から古畑の世話役を任される。これが縁となり二人は親友になる。他人に心を閉ざす古畑だったが理科の野々山先生(原田泰造)にだけは心を開いていた。ある日、園芸係の向島は森脇教頭(浅野和之)から学校の花壇荒らしの疑いをかけられるが、古畑は得意の洞察力でたちまち疑いを晴らす。それから古畑の噂が広まり、古畑と向島は村外れの小屋に探偵事務所を開こうとする。教頭に反対されたものの、野々山の説得により開業に成功し、その日から、毎日のようにさまざまな依頼を受けてゆく2人。その中で古畑は埋蔵金伝説の話を野々山から聞く。古畑は暗号を解き、埋蔵金のありかを突き止めるがそこに埋蔵金はなかった。後に、クラスメートである戸部明日香(福田麻由子)のストーカー撃退の依頼を受けた古畑は、今までの依頼の中で感じていた謎を一つに繋げる。なお、この事件は向島が過去の古畑との思い出を振り返っているというものである。また、冒頭では古畑も過去の思い出を振り返っている。 ---- 全体的に遊び要素として、シャーロック・ホームズシリーズから多数の引用がなされており、「バスカヴィル家の犬」「赤毛連盟」「マスグレーヴ家の儀式書」「美しき自転車乗り」などの作品名や、「不可能を消去して、最後に残ったものが如何に奇妙なことであっても、それが真実となる」の台詞が出てくる。アヴァンタイトルからそのまま本編に移行した(オープニング、暗転も無かった)。倒叙を使わず、犯人が伏せられていた。田村正和はアヴァンのみ登場し、本編には登場しない。その他の主要キャストも時代背景が違うので一切登場しない。浅野和之が第39回参事官役に続き2回目のゲスト出演をしている。またジャニーズ事務所による肖像権の管理から、CS再放送が果たされていない。 (ja)
  • 世界的作曲家・塩原一郎が亡くなり、音楽葬が行われることになった。追悼曲は塩原音楽学院学長の川合健(中丸新将)が演奏する予定だったが、塩原の教え子で愛人でもあった井口薫(木の実ナナ)は、塩原が築いた学院を金儲け主義で汚した川合が許せず、スタンガンを使って殺害する。タクシーで実況見分に訪れた古畑は、音楽祭で使用される予定のグランドピアノのDの弦が1つ切れている・身につけていた腕時計が死亡推定時間ちょうどに壊れている事に気づくと共に、井口が学院内で嫌われている評判を見聞きする事になり、井口に対する捜査を開始した。音楽葬本番、川合に代わって舞台に立った井口は、予定されていた「追悼のレクイエム」ではなく、なぜか「北京の冬」を演奏し、本番終了後に、スタッフが切れた弦を直していなかったと主張・激昂してみせる。その態度に不審を抱いた古畑は、グランドピアノにあった不自然な点をきっかけに、決定的な証拠を発見する。 ---- 古畑の魚肉ソーセージ好きが判明する。全シリーズ中で唯一、犯人が観念した後に、はっきりと涙を流すシーンがある。小説版のタイトルは「井口薫のレクイエム」。 (ja)
  • 第37回の後編。第37回前編と同様にOPトークで今までのエピソードの犯人全員の写真が背景として飾られている。第33回に続き花田再登場。第11回、第21回、第25回に続き赤い洗面器の男の話が出てくる。また解決編前のトークについては古畑任三郎#シリーズ構成の放送項を参照。 (ja)
  • 雑誌編集者・若林仁(風間杜夫)は高尾山中の山荘で妻の不倫相手の男(清水昭博)を射殺する。しかし、現場から去る際に車のタイヤがパンクしてしまい、ヒッチハイクをして鴨田巌(小野武彦)という男の車に乗せてもらう。若林は、自分とここで会ったことは誰にも言わないようにと鴨田を口止めするが、鴨田は若林が有名な雑誌編集者だと気付くと、その多弁な性格のために口を滑らせ、家族への留守番電話で早々にこのことを話してしまう。犯行が露呈するのを恐れた若林は、鴨田に車を止めさせ、その場にあった石で殴り殺害する。そして、鴨田が残した留守電メッセージを消そうと、若林は鴨田の家に侵入するが、その時、家のインターホンが鳴り、そこには古畑が立っていた。 ---- 犯人は2人殺害しているが、最初の犯罪は明かされずに終わる。コメディー的要素が強い。なお、この回ではサザエさん(火曜日版)の映像が流れる場面があり、これが事件解決のヒントとなっているためカットすることもできないことから、権利上の都合によりCSでは再放送されない。ただしフジテレビ本体では、著作権・肖像権共に問題がないため再放送される。 (ja)
  • 小説家の安斎亨(津川雅彦)は、若い妻・香織(三浦理恵子)が自分担当の雑誌編集者・斎藤秀樹(細川茂樹)と浮気しているのを知っていた。それに対して見て見ぬ振りをしている安斎は、以前古畑から預かったゴールデン・レトリバーの万五郎(第1シーズン第1話の犯人・小石川ちなみが飼っていた犬)に何かを躾け続けていた。ファックスによる招待状を受け取った古畑は、学生時代からの古い友人である安斎の別荘を訪れ歓待を受けるが、安斎も、香織も、古畑にFAXを送った覚えはないという。安斎に仕事場の離れに誘われ、ゲームに興じていた古畑は妻の香織と斎藤の不倫現場を目撃する。そして西園寺の推理から、安斎が妻を当日の夜に殺害するのではという疑念を抱き始め、安斎の殺害行為を事前に食い止めようと知恵を絞り始める。 ---- この話は、企画当初は最終回に持ってくる予定の回であったことを解決編前のトークで古畑が明かしている。シリーズ中、唯一未遂で終わる。登場人物の年齢と、その同級生である古畑の生年月日から3rd seasonは2003年前後の出来事だと推測される。第1回で登場した小石川ちなみ(中森明菜)の愛犬まんごろうが再登場する(小石川が渡米する為、安斎が引き取った)。第22回で登場した犯人、若林仁(風間杜夫)が編集長を務めていた文芸雑誌「月刊カドマツ」が登場する。 (ja)
  • 敏腕弁護士・小清水潔(明石家さんま)は、別の相手との政略結婚が決まり、邪魔になった恋人・向井ひな子(秋本奈緒美)を部屋にあったガラスの水差しで撲殺。犯行直後、ひな子の部屋を訪れた今泉にその罪を擦り付ける。逮捕された今泉は、真犯人とも知らず大学時代の同級生だった小清水に弁護を依頼するが、小清水は罪を軽くするためだとして、傷害致死を認めるよう勧める。しかし、小清水の発言に不審を抱いていた古畑は法廷記録を読み返し、決定的な証拠を発見する。 ---- 25分拡大版で放送。レギュラー放送では唯一の90分枠での放送。芳賀刑事が初登場。中丸新将が第6回の被害者川合役に続き、検察官役で2回目のゲスト出演を果たしている。さんまは後に自身の演じた役柄について、当初は特徴のある濁声からロックアーティストの案が提示されたが、さんまの「古畑との台詞対決にしたい」という希望から、法廷闘争ものとなったと話している。本放送当時などでは、フジテレビや系列局を含め90分枠の再放送枠を確保し再放送されていたが、フジテレビにおいて2時間のドラマ再放送枠が確保されなくなった2010年代以降では、前後編の分割形式で再放送されている。追悼時のアンコール再放送でも同様の形式で再放送された。 (ja)
  • 数学者・二本松晋(陣内孝則)は野田茂男(田口浩正)とのコンビで数学の権威ある賞を受賞するが、実際には二本松は外部へのスポークスマン役であり、功績の大半は野田によるものだった。授賞式の行われるオーストラリアのホテルで、二本松は密かに愛し合っている野田の妻・ひかる(水野真紀)に呼び出された。そこにはひかるに突き飛ばされて頭を打った野田が倒れており、死んでいると思い込んだ二本松は偽装工作を行い、ホテルに居合わせた古畑と今泉を巻き込んでアリバイ工作を図る。ところが野田の部屋に扇子を忘れていた事に気づき、あわてて現場に戻ってみると、驚いたことに野田は蘇生して自分の部屋へと戻っていた。しかも数学界永年の謎「ファルコンの定理」を解明したと言い出し、壁に数式を書き続けていた。二本松は数式が確かであることを悟ると、発作的に手柄を横取りしようとその場にあった灰皿で野田を撲殺、あらためて事故死に偽装するが、その最中に足を負傷してしまう。そこへ三方向から女性のホテルスタッフが通りかかり絶体絶命となるが、野田の衣服を着用し、ホテル内のプールを泳いで横断する事で難を逃れた。翌朝の事件発覚後、古畑に疑われていることに気付いた二本松は、凶器の灰皿をひかるの部屋のものとすり替え、全ての罪を彼女になすり付けようとする。古畑は二本松が殺害したと確信するが、ひかるは二本松を庇う言動をするなど、決定的な物証が見つからず捜査が難航する。しかし、古畑は自室と野田の部屋の寝室との違いに気づき、そこに事件の証拠を発見する。さらに世界的数学者であるバンピラピカル教授から、ファルコンの定理は事件の1週間前に既に解読されており、世界中の数学者に検算依頼の手紙が送付されていた事を聞き出した古畑は、二本松の犯行を確信する。 ---- 初の2時間スペシャル。初めて海外が舞台となり、オーストラリアケアンズ近郊のポートダグラスにある高級リゾートホテル、シェラトン・ミラージュ・ポートダグラス(スターウッド・ホテル&リゾート系)で撮影が行われた。解決前に画面が暗転しない。メインゲストは陣内孝則だが、OPでは水野真紀も同格でクレジットされている。野田ひかる(水野真紀)は生存している犯人にも関わらず古畑の慈悲により見逃されて、誰にも逮捕されず罪に問われなかった唯一の人物である。この事は第25回で詳細に描かれている。「ファルコンの定理」が初登場する。また通常ではスタッフロール終了と共に本編は終了しCMに移るが、今作では帰りの飛行機内での一幕が追加されている。 (ja)
  • 人気俳優のシャトー二朗は、三谷幸喜の作品に出演する時も脚本にはないアドリブのセリフを連発する。それを許せない三谷は、シャトーが愛用する温泉旅館をマネージャーから聞き出し、旅館へと向かいアドリブをやめるようシャトーに迫る。大浴場までシャトーに付きまとう三谷はシャトーの言葉にカッとなり、思わずシャトーを突き飛ばして死なせてしまった。その場から無事立ち去った三谷であったが、翌日、捜査のために訪れた古畑がさっそく三谷に疑いをかける。古畑は三谷に、シャトーの手に握られていた奇妙なダイイングメッセージの存在を告げ、「しかし、引っかかっているのは、そこではないんです」と話す。 (ja)
  • 事故により車椅子生活を送る化学者・堀井岳(福山雅治)は、研究所の同僚で学生時代からの親友・等々力(板尾創路)が堀井の元恋人・片桐恵(戸田菜穂)と婚約したことから等々力の殺害を決意する。彼は遠隔装置付きの爆弾で等々力を爆殺し、その容疑が恵に向くように仕組んだ。しかし、古畑は堀井の発言から彼が犯人であることを確信する。論理的で冷徹な堀井にてこずる古畑だが、堀井が唯一予測できなかった親友の行動が完全犯罪を解く手がかりとなる。 ---- 唯一爆弾を使い殺害した回。(第17回の時限爆弾は、脅迫のデモンストレーションのみ。犯人は、警備員撲殺容疑での逮捕。)第8回に続き酢豚ネタが出てくる。 (ja)
  • 楽団・甲陽フィルハーモニーの人気有名指揮者である黒井川尚(市村正親)は、愛人のビオラ奏者・滝川ルミ(街田しおん)との別れ話のもつれから、灰皿でルミを殴り殺す。古畑とのやり取りで危険を感じた黒井川は、ルミに思いを寄せていたクラリネット奏者の石森(橋本さとし)に殺人の嫌疑を向けるように細工をする。しかし新曲アルバムの録音現場を訪れた古畑は、録音させているオーケストラの中に石森を加え、石森の左手薬指の怪我を聞き分けた黒井川の絶対音感を突破口にして、彼を追い詰めていく。 ---- 第31回に続き花田が再登場。 (ja)
  • プライオリ女子学院の教師・宇佐美ヨリエ(沢口靖子)は学院の戒律を守ることに徹底していた。ある日宇佐美は学園の中でも自分と全く正反対の自由奔放な教師・阿部哲也(相島一之)を殺害し、事故死を偽装する。捜査に訪れた古畑は、阿部の部屋に残された様々な状況や、学院の厳しい戒律を守っていたのが宇佐美だけであることから、彼女を犯人とにらむが、彼女が阿部を殺す動機が分からない。 ---- アメリカの俳優スティーヴン・セガールの娘である藤谷文子が女生徒役で登場する。 (ja)
  • 出張から帰る途中、古畑は風邪をひき、療養のため長野県の雛美村にある旅館『雛形』へ立ち寄り一泊することになる。村には古畑達の他にも、日下部薫子(あめくみちこ)と言う女性が宿泊していたが、彼女は東京の村越デパートの営業責任者と偽り、村の地酒である「雛乃誉」を売り込むための費用と称して、多額の金を騙し取っていた。その事実を知った村長の荒木嘉右衛門(松村達雄)は、薫子を呼びつけ、村人たちで取り囲み叱責するも、薫子が開き直ったため、激昂し日本刀で斬殺する。嘉右衛門を「お館様」と呼んで敬愛する村人達は、村役場助役の鵜飼(岡八郎)が中心となって、彼を守るため薫子が存在した痕跡を全て消そうと、村人全員にお達しを出していた。殺害前日の晩に偶然会った薫子に一目惚れしていた今泉が必死で彼女を捜索するが、薫子のアリバイを村中で聴取しても薫子の存在そのものが抹消されており、捜査は難航する。しかし今泉が薫子の剥がれた爪を保管していたことから矛盾を発見し、村民総出での犯罪隠蔽を疑い始め、捜査を開始することになる。 ---- 犯人役は松村達雄だが、OPでは岡八郎も同格にクレジットされている。また、当時はまだ岡八朗ではなく岡八郎名義だった。あめくみちこが第11回中浦たか子のマネージャー役に続き2回目のゲスト出演。解決編前の視聴者への挑戦のラストカットで、当時田村が出演していたエーザイのCMのキャッチコピーである「スカイナーで早くよくなれ」がネタとして使用されている。 (ja)
  • 推理小説家・幡随院大(笑福亭鶴瓶)は秘書との不倫の末、妻・フサ子(高柳葉子)を絞殺する。第三者による殺人に仕立てるために、FAXを利用して妻の誘拐を偽装する。しかし、古畑は前代未聞のFAXによる脅迫や、FAXが全て届く前に部屋を出ようとする幡随院の不自然な行動に疑問を持つ。その頃、幡随院の別荘では予めFAXに指定時刻に自動送信されるようにセットされた脅迫文が送信されていた。早々に古畑は今泉に幡随院の調査を命じ、既に犯人の目星がついていた事から、犯人からのFAXが来る幡随院の宿泊部屋でも余裕の面持ちで、パスタなどのルームサービスを食しながら捜査の動向を見守る。その後幡随院は、FAXで指定された時刻に二度遅れたが、その後のFAXでは一度目より大きく遅れた二度目の遅刻について何も触れていなかった事で、さらに幡随院の疑惑は深まる。身代金受渡し場所で警官を配置する際に、幡随院は自分の計画完了のために何故か今泉を現場の歩道橋の監視に指定する。そして、東京タワー前の身代金の指定場所にたどり着いた幡随院は、「歩道橋の上の黒いコートを着た男は刑事だ」という最後のFAXが送信された後、不敵な笑みを浮かべ勝利を確信するが、古畑は幡随院の指示の不自然さに気づき、今泉にある指示を与える。 ---- 古畑と今泉の上司である蟹丸義太夫警部(峰岸徹)が初登場。落語家・お笑いタレントの鶴瓶が犯人を演じることで、古畑との対決やリアクションにコミカルな雰囲気を出している。小説版のタイトルは、「幡随院大、走る」。 (ja)
prop-en:話数
  • 第32回 (ja)
  • 第1回 (ja)
  • 第25回 (ja)
  • 第3回 (ja)
  • 第2回 (ja)
  • 第20回 (ja)
  • 第21回 (ja)
  • 第22回 (ja)
  • 第23回 (ja)
  • 第24回 (ja)
  • 第26回 (ja)
  • 第36回 (ja)
  • 第37回 (ja)
  • 第43回 (ja)
  • 第4回 (ja)
  • 第7回 (ja)
  • 第8回 (ja)
  • 第9回 (ja)
  • 第10回 (ja)
  • 第11回 (ja)
  • 第12回 (ja)
  • 第5回 (ja)
  • 第6回 (ja)
  • 第13回 (ja)
  • 第15回 (ja)
  • 第33回 (ja)
  • 第18回 (ja)
  • 第19回 (ja)
  • 第28回 (ja)
  • 第29回 (ja)
  • 第30回 (ja)
  • 第16回 (ja)
  • 第42回 (ja)
  • 第14回 (ja)
  • 第17回 (ja)
  • 第27回 (ja)
  • 第31回 (ja)
  • 第34回 (ja)
  • 第35回 (ja)
  • 第38回 (ja)
  • 第39回 (ja)
  • 第40回 (ja)
  • 第41回 (ja)
  • 第45回 (ja)
  • 第46回 (ja)
  • 通算回 (ja)
  • 第32回 (ja)
  • 第1回 (ja)
  • 第25回 (ja)
  • 第3回 (ja)
  • 第2回 (ja)
  • 第20回 (ja)
  • 第21回 (ja)
  • 第22回 (ja)
  • 第23回 (ja)
  • 第24回 (ja)
  • 第26回 (ja)
  • 第36回 (ja)
  • 第37回 (ja)
  • 第43回 (ja)
  • 第4回 (ja)
  • 第7回 (ja)
  • 第8回 (ja)
  • 第9回 (ja)
  • 第10回 (ja)
  • 第11回 (ja)
  • 第12回 (ja)
  • 第5回 (ja)
  • 第6回 (ja)
  • 第13回 (ja)
  • 第15回 (ja)
  • 第33回 (ja)
  • 第18回 (ja)
  • 第19回 (ja)
  • 第28回 (ja)
  • 第29回 (ja)
  • 第30回 (ja)
  • 第16回 (ja)
  • 第42回 (ja)
  • 第14回 (ja)
  • 第17回 (ja)
  • 第27回 (ja)
  • 第31回 (ja)
  • 第34回 (ja)
  • 第35回 (ja)
  • 第38回 (ja)
  • 第39回 (ja)
  • 第40回 (ja)
  • 第41回 (ja)
  • 第45回 (ja)
  • 第46回 (ja)
  • 通算回 (ja)
prop-en:題名
  • 再会 (ja)
  • エピソードタイトル (ja)
  • ピアノ・レッスン (ja)
  • ラスト・ダンス (ja)
  • ゲームの達人 (ja)
  • VSクイズ王 (ja)
  • さよなら、DJ (ja)
  • しばしのお別れ (ja)
  • しゃべりすぎた男 (ja)
  • すべて閣下の仕業 (ja)
  • その男、多忙につき (ja)
  • ニューヨークでの出来事 (ja)
  • フェアな殺人者 (ja)
  • 一瞬の過ち (ja)
  • 今、甦る死 (ja)
  • 偽善の報酬 (ja)
  • 動く死体 (ja)
  • 動機の鑑定 (ja)
  • 古畑、歯医者へ行く (ja)
  • 古畑中学生 (ja)
  • 古畑任三郎 VS SMAP (ja)
  • 哀しき完全犯罪 (ja)
  • 最も危険なゲーム・前編 (ja)
  • 最も危険なゲーム・後編 (ja)
  • 最後のあいさつ (ja)
  • 死者からの伝言 (ja)
  • 殺しのファックス (ja)
  • 殺人リハーサル (ja)
  • 殺人公開放送 (ja)
  • 殺人特急 (ja)
  • 殺意の湯煙 (ja)
  • 汚れた王将 (ja)
  • 消えた古畑任三郎 (ja)
  • 灰色の村 (ja)
  • 矛盾だらけの死体 (ja)
  • 笑うカンガルー (ja)
  • 笑える死体 (ja)
  • 笑わない女 (ja)
  • 絶対音感殺人事件 (ja)
  • 若旦那の犯罪 (ja)
  • 赤か、青か (ja)
  • 追いつめられて (ja)
  • 間違われた男 (ja)
  • 頭でっかちの殺人 (ja)
  • 魔術師の選択 (ja)
  • 黒岩博士の恐怖 (ja)
  • 再会 (ja)
  • エピソードタイトル (ja)
  • ピアノ・レッスン (ja)
  • ラスト・ダンス (ja)
  • ゲームの達人 (ja)
  • VSクイズ王 (ja)
  • さよなら、DJ (ja)
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  • フェアな殺人者 (ja)
  • 一瞬の過ち (ja)
  • 今、甦る死 (ja)
  • 偽善の報酬 (ja)
  • 動く死体 (ja)
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  • 古畑、歯医者へ行く (ja)
  • 古畑中学生 (ja)
  • 古畑任三郎 VS SMAP (ja)
  • 哀しき完全犯罪 (ja)
  • 最も危険なゲーム・前編 (ja)
  • 最も危険なゲーム・後編 (ja)
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  • 死者からの伝言 (ja)
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  • 殺人リハーサル (ja)
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  • 消えた古畑任三郎 (ja)
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  • 古畑任三郎のエピソード一覧(ふるはたにんざぶろうのエピソードいちらん)ではテレビドラマ『古畑任三郎』の各作品のエピソードについて解説する。概要などについては「古畑任三郎」を、登場人物については「古畑任三郎の登場人物」を、犯人の設定については「古畑任三郎の犯人」を参照。 (ja)
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  • 古畑任三郎のエピソード一覧 (ja)
  • 古畑任三郎のエピソード一覧 (ja)
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