『占星術殺人事件』(せんせいじゅつさつじんじけん)は、1981年に発表された島田荘司の推理小説。著者のデビュー作であり、同作家の人気シリーズである御手洗潔シリーズの第1作である。 1980年に第26回江戸川乱歩賞に応募された『占星術のマジック』を改稿・改題した作品である。なお、『占星術のマジック』は江戸川乱歩賞の第三次選考(最終候補)にまで残るが落選(受賞作は、井沢元彦の『猿丸幻視行』)。 『週刊文春』が推理作家や推理小説の愛好者ら約500名のアンケートにより選出した「東西ミステリーベスト100」の国内編で、本作は1985年版で21位に、2012年版では3位に選出されている。 2014年1月、イギリスの有力紙『ガーディアン』で本作が「世界の密室ミステリーベスト10」の第2位に選ばれた。