上下定分の理(じょうげていぶんのり、じょうげていぶんのことわり)は、江戸時代初期に朱子学の権威確立に尽力した林羅山が打ち出した一学説。幕藩体制の根幹をなす身分制度を正当化するための理論であり、宇宙の原理すなわち「理」は、人間関係では上下の身分関係として現れるという考え。