『ルーズヴェルト・ゲーム』は、池井戸潤の小説。2009年4月から2010年2月にかけて、学芸通信社の配信により『熊本日日新聞』を皮切りに全国の地方紙に連載され、2012年2月21日に講談社から単行本が刊行された。2014年3月14日には講談社文庫版が発刊された。 2014年、Yahoo!検索大賞 2014 小説部門を受賞した。 2014年4月27日から6月22日までTBS系で唐沢寿明の主演でテレビドラマ化された。

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  • 『ルーズヴェルト・ゲーム』は、池井戸潤の小説。2009年4月から2010年2月にかけて、学芸通信社の配信により『熊本日日新聞』を皮切りに全国の地方紙に連載され、2012年2月21日に講談社から単行本が刊行された。2014年3月14日には講談社文庫版が発刊された。 2014年、Yahoo!検索大賞 2014 小説部門を受賞した。 2014年4月27日から6月22日までTBS系で唐沢寿明の主演でテレビドラマ化された。 (ja)
  • 『ルーズヴェルト・ゲーム』は、池井戸潤の小説。2009年4月から2010年2月にかけて、学芸通信社の配信により『熊本日日新聞』を皮切りに全国の地方紙に連載され、2012年2月21日に講談社から単行本が刊行された。2014年3月14日には講談社文庫版が発刊された。 2014年、Yahoo!検索大賞 2014 小説部門を受賞した。 2014年4月27日から6月22日までTBS系で唐沢寿明の主演でテレビドラマ化された。 (ja)
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  • TOYOカメラのコンペティション。動画の美しさで青島製作所のイメージセンサーを搭載したカメラはイツワ電器のイメージセンサーを搭載したカメラを圧倒し、TOYOカメラは青島製作所のイメージセンサーの採用を決定する。坂東は諸田に泣きつき、ジャパニクス社の新型スマートフォンにイツワ電器製のイメージセンサーを採用してもらうことで急場をしのごうとするが、「ジャパニクス社は青島製作所のイメージセンサーを採用することになった」と諸田は坂東に告げ、さらに「イツワ電器の空いている工場を青島製作所に使わせるように」と命じる。呆然とする坂東に諸田は「あなたは900度見誤ったんだ。喧嘩を売る相手をね」と冷たく言い放った。 (ja)
  • そのころ、青島製作所野球部では辞任した監督に代わって、大道雅臣という風変わりな男が監督に就任する。大道は選手やポジションの総入れ替えをおこない、ベテラン選手の反発を受けるが、大道は膨大なデータをもとに反論を展開し、選手たちを心服させる。大道の指導の下、野球部はスポニチ杯に臨むが、投手の怪我もあって、第一回戦で敗退してしまう。大道は新たな投手の発掘を模索するが、そんな折、野球部は製造部とエキシビションゲームをおこなうことになる。試合中に製造部の投手は次々と故障で退場し、補欠だった沖原和也が代理で登板する。沖原はいきなり時速153キロメートルの球を投げ、大道らの度肝を抜く。 (ja)
  • そのころ、細川の強引な手法に疑問を持った笹井は細川に反旗を翻すことを決意し、青島製作所の株主名簿を坂東の元に送ると、細川に「社長の地位を奪う」と告げた。 (ja)
  • 一方、都市対抗野球大会東京都予選1回戦では、登板した沖原が豪速球を見せ、試合は青島製作所の勝利に終わる。イツワ電器野球部メンバーと共に試合の観戦に訪れていた如月一磨はかつて自らの手で野球の世界から追放した沖原が復帰したのを目の当たりにし、沖原への揺さぶりを開始する。 (ja)
  • そのころ、細川はイツワ電器の訴えの非を世に示そうと、経団連副会長に助力を仰ぎ、諸田の仲裁の下、イツワ電器と和解交渉の場を持つ。しかし、青島製作所に有利な情報をもたらす予定だった顧問弁護士の速水誠が和解交渉中に「イツワ電器から偽の情報をつかまされ、逆に無理に情報を引き出したとして訴えられる可能性がある」として、両社の争いから手を引くと細川に告げる。そのため、交渉の場で細川はイツワ電器の非を何一つ立証できず、和解交渉は青島製作所の完敗に終わった。細川は窮地に陥るが、そんな細川に対して諸田はイツワ電器との経営統合を持ちかける。 (ja)
  • 青島製作所とイツワ電器の合併話は順調に進み、両社は合併調印式にこぎつけるが、細川は式中に、イツワ電器が細川や諸田に見せていたのとは別の人事案を用意し、開発部以外の青島製作所の役員や社員を切り捨てる計画をたてていることを示す証拠を入手したことを明らかにし、「イツワ電器を信用出来ない」として合併の反故を宣言する。諸田は好条件を示し、細川を懐柔しようとするが、細川はTOYOカメラとの業務提携が成立し、会社存続のめどがついたことを諸田に告げて、調印式の会場を去る。坂東が諸田に黙って勝手な動きを見せていたことに諸田は激怒し、坂東と決別する。諸田に切り捨てられた坂東は笹井に新会社の社長職を提示し、笹井を取り込んで、あくまでも合併を実現させようとする。 (ja)
  • 一方、野球部では萬田智彦投手の肘の故障が問題になっていた。野球部員たちは萬田がリストラされないよう、萬田の故障を隠蔽しようとするが、リストラされた社員の間では対外試合で勝てない野球部が廃部にならずに、会社の経費を使い続けていることに不満の声が上がっていた。細川は社内の不満をおさめるため、三上に最低一人は野球部員を解雇するよう命じる。そうした雰囲気を読んで、萬田は自ら退職を申し出る。そして、退職の挨拶で、萬田は社員たちに野球部を応援するよう涙ながらに訴える。彼の挨拶は社員たちの心を打ち、都市対抗野球大会東京都予選1回戦には多くの青島製作所の社員たちが野球部の応援に駆けつけた。 (ja)
  • 沖原の出荷ミスが一括管理システムの不備によるものであることが明らかになってもなお、細川は三上に対し、沖原を解雇するよう通告する。しかし、三上はリストラ推進によって総務部の業務が増加したことで、残業代が嵩んでおり、それを節約するためには人員増が必要という理由で、沖原を総務部の正社員として採用することを役員会で発表する。意外にも細川は、「沖原を正社員にして総務部の業務を行わせ、残業代をなくしたほうがコストカットにつながる」という理由で沖原の採用に賛成する。 (ja)
  • 「やましいことがなければ正々堂々と表に出るべき」という細川の秘書・仲本有紗の言葉に触発された三上は青島製作所野球部と読売巨人軍二軍との練習試合を組み、沖原を登板させる。花房に雇われた雑誌記者は嫌がらせに来るが、落ち着きを取り戻した沖原は記者の嫌がらせに動じることなく豪速球を投げ続けた。沖原の豪速球は侍ジャパンテクニカルディレクターの鹿取義隆の目に止まり、鹿取は沖原を高く評価するコメントをマスコミに発表する。同時に沖原に同情的なジャーナリストも現れ始め、沖原へのバッシングは収束していく。 (ja)
  • 一方、青島製作所野球部のグラウンドには犬彦が「イツワ電器への移籍を辞退した」と言って姿を現していた。さらにそれまで再就職活動をおこなっていた他の野球部員たちもグラウンドに舞い戻り、大道は改めて野球部員たちと「打倒 イツワ電器野球部」の想いを新たにするのだった。 (ja)
  • 細川が野球観戦によって大事なものを見つけ出そうとしていた頃、坂東はTOYOカメラが青島製作所ではなくイツワ電器と業務提携することとなったことを笹井に告げ、イツワ電器との業務提携を決断するよう笹井に迫っていた。 (ja)
  • 野球部廃部の決定を受けて、野球部員の一部が練習をさぼり、再就職活動をおこなうようになる。キャプテンの井坂耕作は何とか部員たちを引き留めようとするが、大道は「各自の好きにさせろ」と指示する。そんな青島製作所野球部の部員たちの足元を見るように村野が打者の北大路犬彦と鷺宮徹を引き抜こうとする。鷺宮は村野の誘いを断るが、犬彦は自分の子どもがもうじき生まれることを理由にイツワ電器に移籍しようとする。他の部員たちを振り切り、部室に私物を取りに来た犬彦はそこで細川と遭遇し、細川から「逆転したかった。勝ち続ける限り廃部にしないという約束を守れなくて申し訳なかった」と頭を下げられる。 (ja)
  • 一方、細川らはメインバンクの白水銀行西東京支店融資課長の林田喜久雄から経営の杜撰さを指摘され、融資打ち切りの可能性を示唆される。細川は林田が、イツワ電器の坂東昌彦社長と組むジャパニクス社社長の諸田清文に買収されている事実を掴み、逆に磯部支店長に融資継続を認めさせるが、細川は諸田と坂東が青島製作所潰しを画策していることを痛感し、愕然とするのだった。そして、これは青島製作所がたどる苦難の道筋のほんの始まりに過ぎなかった。 (ja)
  • そのころ、野球部員たちは沖原に野球部への入部を勧めるが、沖原は頑なに入部を拒む。そんな頑なな沖原の態度に疑問を持った大道は知り合いの雑誌記者に沖原の過去を探らせる。一方、沖原は得意先に出荷する商品を間違えたとして製造部長の朝比奈誠に責められていた。実は出荷ミスの原因は朝比奈が積極的に導入した一括管理システムの不備と沖原の上司の竹本の確認不足にあったのだが、朝比奈は自分の責任が追及されるのを恐れ、沖原に全ての責任を押し付け、沖原の名をリストラ候補者の名簿に搭載する。総務部長の三上文夫は朝比奈に再考を促すが、朝比奈の態度は頑なでやむなく、三上は沖原を呼び出し、解雇を告げようとする。しかし、沖原は自分が竹本に確認をとったことをせつせつと訴え、沖原の言い分に興味を持った三上は出荷ミスの真相の解明に乗り出す。 (ja)
  • 技術開発部が新型イメージセンサー開発の副産物として作り上げた小型イメージセンサーをスマートフォンに応用出来ないかと神山開発部長に提案したり、TOYOカメラに納めるイメージセンサーの選定を青島製作所とイツワ電器のコンペティションによって決定することを尾藤社長の裁定で決めさせたりと、細川は青島製作所再建のための努力を積み重ねていくが、白水銀行西東京支店の磯部支店長は「融資の条件として約束した野球部廃部が未だ実現していない」と細川らを責めたてる。さらに「野球部の年間維持費を節約できれば50人の社員を解雇せずに済む」という中川篤経理部長の論理に対抗できず、三上はついに野球部の廃部を決め、マネージャーの古賀哲にその旨を伝える。 (ja)
  • 誰もいなくなった青島製作所野球部の部室を最後に片付けたマネージャーの古賀は球場へと向かう。そこには新設された、キド・エステート野球部へと移籍した大道監督と選手たちの姿があった。 (ja)
  • 気乗りしないまま球場に訪れた細川が見たものは、強豪イツワ電器野球部と互角の戦いを繰り広げる青島製作所野球部とそんな野球部を一丸となって応援する社員たちの姿であった。それまで野球を無用の長物としてしか見ていなかった細川の心のなかで熱いものが湧き上がり、いつしか細川は他の社員と共に青島製作所野球部を応援するようになる。 (ja)
  • そのころ、青島製作所野球部の意気は盛り上がっていた。沖原がマスコミに注目されるようになったことで、他の選手達もやる気をみせるようになり、さらにライバルのイツワ電器野球部が本戦で敗れ、敗者復活戦に参加することになったからである。沖原を狙い撃ちする強豪タナフーズ野球部との試合も、他の選手や社員たちの応援で実力以上の能力を発揮した沖原のふんばりと沖原の負担を少しでも減らそうとする他の選手の奮闘で制した青島製作所野球部だったが、勝利の余韻にひたる部員たちに三上は「今月いっぱいで野球部を廃部にする」と伝える。 (ja)
  • 神山にTOYOカメラに納入するイメージセンサーの決定がイツワ電器とのコンペティションによって決定されることになったと伝える際、細川はその場に居合わせた矢野から「イツワ電器はもともと半導体が主力だったが、坂東が突然、半導体部門の人材を切り捨てて、イメージセンサーになりふり構わず力を入れるようになった」と聞かされる。細川は矢野の言葉からイツワ電器の経営状態が思った以上に悪化しているのではないかと想像し、豊岡に探りをいれさせる。イツワ電器の下請け会社から情報を聞き出した豊岡の報告は細川が予想したとおり、イツワ電器の半導体部門の大幅な生産縮小が発生しているというものだった。 (ja)
  • そのころ、細川は笹井の立ち寄り先に先回りし、城戸社長を説得するように笹井に懇願していたが、そこに坂東が姿を現す。 (ja)
  • その後、竹原ら株主の要求に応じて、臨時株主総会が開催される。竹原はイツワ電器との経営統合を主張するが、細川は「イツワ電器は半導体部門で大規模な損失を抱えており、その穴を埋めるために青島製作所を乗っ取ってイメージセンサー部門に進出しようとしている。そんなイツワ電器との統合は両社の共倒れを招く」と株主たちを必死で説得する。細川の説明で動揺した株主たちを抑えるため、竹原は「細川と青島は自己保身のために嘘をついている」と強弁するが、青島は「私にとって社員は家族であり、取引先は友人である。家族同然の従業員のためなら自分のクビをいつでも差し出す用意はある。しかし、友人が悪い友人=イツワ電器にだまされているのを見過ごすことは出来ない」と一喝する。竹原に変わって今度は城戸が発言し、笹井の見解を求める。笹井は「イツワ電器との経営統合に反対である。自分は坂東から見せられた書類から細川の説明が正しいことを知っている。私は自分で会社を立て直そうと坂東に接近したが、自分が社長の器でないことを実感した。青島製作所はイメージセンサーの開発で必ずよみがえる」と涙ながらに訴えた。笹井の訴えは細川ら役員だけでなく株主の心も打ち、城戸だけでなく、それまで竹原に与していた株主の一部も反対にまわり、イツワ電器との経営統合案は否決される。否決の報を聞いた坂東は青島製作所に対する憎しみをますます募らせるのだった。イツワ電器との経営統合の危機を乗り越えた後、笹井は青島の元に赴き、野球部廃部の方針を伝え、青島は了承する。 (ja)
  • 笹井から株主名簿を手に入れた坂東は青島製作所の株式の10%を保有する竹原研吾に目をつける。竹原は株の信用取引に失敗し、多額の現金を必要としていた。坂東は竹原を呼び出し、「青島製作所がイツワ電器と経営統合し、株式上場すれば株主にも億単位の金が入るが、細川社長が強硬に反対して経営統合が進められない」と話す。竹原は他の株主にも呼びかけて青島製作所の25%の株を抑え、臨時株主総会の召集を要求する。一方、細川は経営統合を阻止するため、青島製作所の株式の30%を保有する、キド・エステートの城戸志眞社長の説得に向かうが、城戸社長は「株主にとって重要なことはこの株でいくら儲かるかということだ」と述べ、細川の説明に耳を貸そうとしなかった。さらに城戸は「青島製作所の意見は一致しているのか?笹井専務の話を聞きたい」と細川に問いかける。 (ja)
  • 試合は沖原の登板によって青島製作所が持ち直し、さらに他の選手達も全力で試合に臨み、ついに9回で青島製作所はイツワ電器と同点となり、試合は延長戦にもつれこむ。傷めつけても傷めつけてもなおも食らいついてくる、沖原ら青島製作所野球部の選手たちの姿を見て、如月もいつもの相手を見下すような薄ら笑いをやめ、真剣に試合に臨むようになる。そして15回表、井坂が1点をもぎとり、15回裏を沖原が無失点でおさえたことにより、青島製作所はついに宿敵・イツワ電器野球部に対して勝利をおさめる。そして、野球部の勝利を喜ぶ細川に新型イメージセンサー完成の連絡が入る。 (ja)
  • 細川は諸田と坂東に青島製作所とイツワ電器の合併が対等合併か否かを尋ね、坂東は対等合併と答える。迷った細川は会長の青島毅に相談するが、青島は「対等合併はあり得ない」と細川に伝える。イツワ電器との合併の話は青島製作所役員の耳にも伝わり、役員たちは動揺するが、細川はしらを切り続ける。 (ja)
  • 諸田が林田を買収して青島製作所への融資を打ち切らせようとしたことを知った細川は諸田に直談判するが、諸田はしらを切り続ける。やむなく、細川は諸田が提示した大幅な生産調整と単価切り下げの受け入れを諸田に告げ、ジャパニクス社との取引継続をはかる。細川は生産調整と単価切り下げに伴う減収に対応するため、派遣社員の8割解雇を指示するが、そんな青島製作所をさらに追い詰めるかのように、イツワ電器が「青島製作所がイツワ電器の実用新案権を侵害している」として裁判を起こす。細川は役員を召集して対策を講じるが、開発部長の神山謙一は「イツワ電器の言い分は言いがかりでイツワ電器が裁判に勝つ見込みはない」と述べる。細川はイツワ電器がなぜ勝つ見込みの無い裁判を起こし、その裏でジャパニクス社が見え隠れするのかいぶかしがるが、専務の笹井小太郎はジャパニクス社とイツワ電器が経営統合する話が持ち上がっていることを細川に教える。 (ja)
  • 坂東のもとに乗り込んだ細川は「神山開発部長は自分が開発したイメージセンサーには写真を写した時にAOSHIMAの文字が映るようにバグを仕込んでいるが、イツワ電器がTOYOカメラに売り込んだイメージセンサーを使ったカメラで写真を写してもAOSHIMAの文字が映るのはなぜですか?」と坂東を追い込み、TOYOカメラとイツワ電器の業務提携を白紙に戻すことに成功する。 (ja)
  • 臨時株主総会後、青島製作所の役員たちの気持ちは一つになる。そんな役員たちの姿を見て、磯部支店長は「なぜ、もっと早くそうならなかった」と苦言を呈し、「初めてこの会社が良い会社だと思った。TOYOカメラのコンペティションに絶対勝ってください」と細川らを激励する。そのころ、イツワ電器もTOYOカメラのコンペティションで勝利をおさめるべく、着々と準備を進め、さらに念には念を入れて大槻を買収していた。 (ja)
  • 青島製作所は世界的不況とライバル会社イツワ電器の攻勢で経営は青息吐息の状態であった。さらに追い打ちをかけるように、大口取引先であるジャパニクス社から大幅な生産調整と単価切り下げを通告され、青島製作所は絶体絶命の危機に追い込まれていた。一方で、青島製作所の役員会は、野球部の存続をめぐって真っ二つに分かれて対立しており、さらに中途採用でありながら若くして社長に就任した細川充に対する生え抜きの社員たちの反発もあって、役員たちの足並みは揃わなかった。 (ja)
  • 一方、細川はTOYOカメラにイツワ電器との業務提携を再考するよう訴えるが大槻は「青島製作所とイツワ電器のイメージセンサーは大して性能に差がない」と伝える。短期間で青島製作所のイメージセンサーとほぼ同じ性能のイメージセンサーをイツワ電器が作りあげたことを細川は疑問に思うが、そんな細川に対して、豊岡は神山開発部長の部下だった研究者の沢木英夫が花房と一緒にいるところを見たと伝える。細川はイツワ電器が沢木に青島製作所の技術を盗ませたと考え、イツワ電器の矢野真一技術開発部長を密かに呼び出し、矢野を青島製作所に迎え入れる代わりに「イツワ電器がTOYOカメラに売り込んだイメージセンサーがどのようなものか教えて欲しい」と懇願する。 (ja)
  • 青島製作所野球部が都市対抗野球大会東京都予選敗者復活戦での再起に乗り出した矢先、ビジネス誌にかつて沖原が起こした暴力事件に関する記事が掲載される。この記事は青島製作所野球部を裏切ってイツワ電器野球部へと移籍した村野三郎と坂東の秘書の花房志穂が書かせたものだった。さらに花房は敗者復活戦第1回戦に買収した雑誌記者を送り込み、沖原に執拗な嫌がらせを仕掛けさせ、沖原を動揺させる。第1回戦は何とか青島製作所の勝利に終わったものの、沖原の精神力の弱さを心配した大道は沖原に猛特訓を課し、「お前にとって野球はそんなものだったのか。くだらない風潮に負けるのか」と沖原に問いかける。 (ja)
  • 都市対抗野球大会東京地区予選敗者復活戦決勝戦で青島製作所野球部とイツワ電器野球部は再び対決する。青島製作所は会社を挙げて野球部の応援にかけつけ、さらに細川は城戸を試合に招待する。しかし、試合は当初、イツワ電器のペースで進み、一方的に青島製作所が押される試合展開に退屈した城戸は「つまらないので帰る」と言い出す。そんな城戸に対して、青島は「この試合で青島製作所が負けたら、自分が持っている会社の株を全てあなたにあげよう」と言い出し、城戸は試合観戦を続けることにする。 (ja)
  • TOYOカメラとの業務提携で一息ついた細川の下に営業部長の豊岡太一が「TOYOカメラが新型イメージセンサーの納期を3ヶ月早めるよう要請してきた」という知らせをもたらす。驚いた細川はTOYOカメラの尾藤辰五郎社長に直談判し、「納期を元に戻してくれれば、青島製作所は従来のものよりはるかに優れた性能のイメージセンサーを開発する」という条件で役員を説得するよう要請する。しかし、役員会では購買部長の大槻が「イツワ電器ならばTOYOカメラが要請した納期に商品を納める上に価格もはるかに安いものを納品すると言っている」と主張し、役員会は青島製作所との業務提携を解消し、イツワ電器と業務提携を結ぶことを決定する。決定を知らされた細川は呆然とするが、そんな細川のもとに青島から「都民球場に来い」という連絡が入る。 (ja)
  • TOYOカメラのコンペティション。動画の美しさで青島製作所のイメージセンサーを搭載したカメラはイツワ電器のイメージセンサーを搭載したカメラを圧倒し、TOYOカメラは青島製作所のイメージセンサーの採用を決定する。坂東は諸田に泣きつき、ジャパニクス社の新型スマートフォンにイツワ電器製のイメージセンサーを採用してもらうことで急場をしのごうとするが、「ジャパニクス社は青島製作所のイメージセンサーを採用することになった」と諸田は坂東に告げ、さらに「イツワ電器の空いている工場を青島製作所に使わせるように」と命じる。呆然とする坂東に諸田は「あなたは900度見誤ったんだ。喧嘩を売る相手をね」と冷たく言い放った。 (ja)
  • そのころ、青島製作所野球部では辞任した監督に代わって、大道雅臣という風変わりな男が監督に就任する。大道は選手やポジションの総入れ替えをおこない、ベテラン選手の反発を受けるが、大道は膨大なデータをもとに反論を展開し、選手たちを心服させる。大道の指導の下、野球部はスポニチ杯に臨むが、投手の怪我もあって、第一回戦で敗退してしまう。大道は新たな投手の発掘を模索するが、そんな折、野球部は製造部とエキシビションゲームをおこなうことになる。試合中に製造部の投手は次々と故障で退場し、補欠だった沖原和也が代理で登板する。沖原はいきなり時速153キロメートルの球を投げ、大道らの度肝を抜く。 (ja)
  • そのころ、細川の強引な手法に疑問を持った笹井は細川に反旗を翻すことを決意し、青島製作所の株主名簿を坂東の元に送ると、細川に「社長の地位を奪う」と告げた。 (ja)
  • 一方、都市対抗野球大会東京都予選1回戦では、登板した沖原が豪速球を見せ、試合は青島製作所の勝利に終わる。イツワ電器野球部メンバーと共に試合の観戦に訪れていた如月一磨はかつて自らの手で野球の世界から追放した沖原が復帰したのを目の当たりにし、沖原への揺さぶりを開始する。 (ja)
  • そのころ、細川はイツワ電器の訴えの非を世に示そうと、経団連副会長に助力を仰ぎ、諸田の仲裁の下、イツワ電器と和解交渉の場を持つ。しかし、青島製作所に有利な情報をもたらす予定だった顧問弁護士の速水誠が和解交渉中に「イツワ電器から偽の情報をつかまされ、逆に無理に情報を引き出したとして訴えられる可能性がある」として、両社の争いから手を引くと細川に告げる。そのため、交渉の場で細川はイツワ電器の非を何一つ立証できず、和解交渉は青島製作所の完敗に終わった。細川は窮地に陥るが、そんな細川に対して諸田はイツワ電器との経営統合を持ちかける。 (ja)
  • 青島製作所とイツワ電器の合併話は順調に進み、両社は合併調印式にこぎつけるが、細川は式中に、イツワ電器が細川や諸田に見せていたのとは別の人事案を用意し、開発部以外の青島製作所の役員や社員を切り捨てる計画をたてていることを示す証拠を入手したことを明らかにし、「イツワ電器を信用出来ない」として合併の反故を宣言する。諸田は好条件を示し、細川を懐柔しようとするが、細川はTOYOカメラとの業務提携が成立し、会社存続のめどがついたことを諸田に告げて、調印式の会場を去る。坂東が諸田に黙って勝手な動きを見せていたことに諸田は激怒し、坂東と決別する。諸田に切り捨てられた坂東は笹井に新会社の社長職を提示し、笹井を取り込んで、あくまでも合併を実現させようとする。 (ja)
  • 一方、野球部では萬田智彦投手の肘の故障が問題になっていた。野球部員たちは萬田がリストラされないよう、萬田の故障を隠蔽しようとするが、リストラされた社員の間では対外試合で勝てない野球部が廃部にならずに、会社の経費を使い続けていることに不満の声が上がっていた。細川は社内の不満をおさめるため、三上に最低一人は野球部員を解雇するよう命じる。そうした雰囲気を読んで、萬田は自ら退職を申し出る。そして、退職の挨拶で、萬田は社員たちに野球部を応援するよう涙ながらに訴える。彼の挨拶は社員たちの心を打ち、都市対抗野球大会東京都予選1回戦には多くの青島製作所の社員たちが野球部の応援に駆けつけた。 (ja)
  • 沖原の出荷ミスが一括管理システムの不備によるものであることが明らかになってもなお、細川は三上に対し、沖原を解雇するよう通告する。しかし、三上はリストラ推進によって総務部の業務が増加したことで、残業代が嵩んでおり、それを節約するためには人員増が必要という理由で、沖原を総務部の正社員として採用することを役員会で発表する。意外にも細川は、「沖原を正社員にして総務部の業務を行わせ、残業代をなくしたほうがコストカットにつながる」という理由で沖原の採用に賛成する。 (ja)
  • 「やましいことがなければ正々堂々と表に出るべき」という細川の秘書・仲本有紗の言葉に触発された三上は青島製作所野球部と読売巨人軍二軍との練習試合を組み、沖原を登板させる。花房に雇われた雑誌記者は嫌がらせに来るが、落ち着きを取り戻した沖原は記者の嫌がらせに動じることなく豪速球を投げ続けた。沖原の豪速球は侍ジャパンテクニカルディレクターの鹿取義隆の目に止まり、鹿取は沖原を高く評価するコメントをマスコミに発表する。同時に沖原に同情的なジャーナリストも現れ始め、沖原へのバッシングは収束していく。 (ja)
  • 一方、青島製作所野球部のグラウンドには犬彦が「イツワ電器への移籍を辞退した」と言って姿を現していた。さらにそれまで再就職活動をおこなっていた他の野球部員たちもグラウンドに舞い戻り、大道は改めて野球部員たちと「打倒 イツワ電器野球部」の想いを新たにするのだった。 (ja)
  • 細川が野球観戦によって大事なものを見つけ出そうとしていた頃、坂東はTOYOカメラが青島製作所ではなくイツワ電器と業務提携することとなったことを笹井に告げ、イツワ電器との業務提携を決断するよう笹井に迫っていた。 (ja)
  • 野球部廃部の決定を受けて、野球部員の一部が練習をさぼり、再就職活動をおこなうようになる。キャプテンの井坂耕作は何とか部員たちを引き留めようとするが、大道は「各自の好きにさせろ」と指示する。そんな青島製作所野球部の部員たちの足元を見るように村野が打者の北大路犬彦と鷺宮徹を引き抜こうとする。鷺宮は村野の誘いを断るが、犬彦は自分の子どもがもうじき生まれることを理由にイツワ電器に移籍しようとする。他の部員たちを振り切り、部室に私物を取りに来た犬彦はそこで細川と遭遇し、細川から「逆転したかった。勝ち続ける限り廃部にしないという約束を守れなくて申し訳なかった」と頭を下げられる。 (ja)
  • 一方、細川らはメインバンクの白水銀行西東京支店融資課長の林田喜久雄から経営の杜撰さを指摘され、融資打ち切りの可能性を示唆される。細川は林田が、イツワ電器の坂東昌彦社長と組むジャパニクス社社長の諸田清文に買収されている事実を掴み、逆に磯部支店長に融資継続を認めさせるが、細川は諸田と坂東が青島製作所潰しを画策していることを痛感し、愕然とするのだった。そして、これは青島製作所がたどる苦難の道筋のほんの始まりに過ぎなかった。 (ja)
  • そのころ、野球部員たちは沖原に野球部への入部を勧めるが、沖原は頑なに入部を拒む。そんな頑なな沖原の態度に疑問を持った大道は知り合いの雑誌記者に沖原の過去を探らせる。一方、沖原は得意先に出荷する商品を間違えたとして製造部長の朝比奈誠に責められていた。実は出荷ミスの原因は朝比奈が積極的に導入した一括管理システムの不備と沖原の上司の竹本の確認不足にあったのだが、朝比奈は自分の責任が追及されるのを恐れ、沖原に全ての責任を押し付け、沖原の名をリストラ候補者の名簿に搭載する。総務部長の三上文夫は朝比奈に再考を促すが、朝比奈の態度は頑なでやむなく、三上は沖原を呼び出し、解雇を告げようとする。しかし、沖原は自分が竹本に確認をとったことをせつせつと訴え、沖原の言い分に興味を持った三上は出荷ミスの真相の解明に乗り出す。 (ja)
  • 技術開発部が新型イメージセンサー開発の副産物として作り上げた小型イメージセンサーをスマートフォンに応用出来ないかと神山開発部長に提案したり、TOYOカメラに納めるイメージセンサーの選定を青島製作所とイツワ電器のコンペティションによって決定することを尾藤社長の裁定で決めさせたりと、細川は青島製作所再建のための努力を積み重ねていくが、白水銀行西東京支店の磯部支店長は「融資の条件として約束した野球部廃部が未だ実現していない」と細川らを責めたてる。さらに「野球部の年間維持費を節約できれば50人の社員を解雇せずに済む」という中川篤経理部長の論理に対抗できず、三上はついに野球部の廃部を決め、マネージャーの古賀哲にその旨を伝える。 (ja)
  • 誰もいなくなった青島製作所野球部の部室を最後に片付けたマネージャーの古賀は球場へと向かう。そこには新設された、キド・エステート野球部へと移籍した大道監督と選手たちの姿があった。 (ja)
  • 気乗りしないまま球場に訪れた細川が見たものは、強豪イツワ電器野球部と互角の戦いを繰り広げる青島製作所野球部とそんな野球部を一丸となって応援する社員たちの姿であった。それまで野球を無用の長物としてしか見ていなかった細川の心のなかで熱いものが湧き上がり、いつしか細川は他の社員と共に青島製作所野球部を応援するようになる。 (ja)
  • そのころ、青島製作所野球部の意気は盛り上がっていた。沖原がマスコミに注目されるようになったことで、他の選手達もやる気をみせるようになり、さらにライバルのイツワ電器野球部が本戦で敗れ、敗者復活戦に参加することになったからである。沖原を狙い撃ちする強豪タナフーズ野球部との試合も、他の選手や社員たちの応援で実力以上の能力を発揮した沖原のふんばりと沖原の負担を少しでも減らそうとする他の選手の奮闘で制した青島製作所野球部だったが、勝利の余韻にひたる部員たちに三上は「今月いっぱいで野球部を廃部にする」と伝える。 (ja)
  • 神山にTOYOカメラに納入するイメージセンサーの決定がイツワ電器とのコンペティションによって決定されることになったと伝える際、細川はその場に居合わせた矢野から「イツワ電器はもともと半導体が主力だったが、坂東が突然、半導体部門の人材を切り捨てて、イメージセンサーになりふり構わず力を入れるようになった」と聞かされる。細川は矢野の言葉からイツワ電器の経営状態が思った以上に悪化しているのではないかと想像し、豊岡に探りをいれさせる。イツワ電器の下請け会社から情報を聞き出した豊岡の報告は細川が予想したとおり、イツワ電器の半導体部門の大幅な生産縮小が発生しているというものだった。 (ja)
  • そのころ、細川は笹井の立ち寄り先に先回りし、城戸社長を説得するように笹井に懇願していたが、そこに坂東が姿を現す。 (ja)
  • その後、竹原ら株主の要求に応じて、臨時株主総会が開催される。竹原はイツワ電器との経営統合を主張するが、細川は「イツワ電器は半導体部門で大規模な損失を抱えており、その穴を埋めるために青島製作所を乗っ取ってイメージセンサー部門に進出しようとしている。そんなイツワ電器との統合は両社の共倒れを招く」と株主たちを必死で説得する。細川の説明で動揺した株主たちを抑えるため、竹原は「細川と青島は自己保身のために嘘をついている」と強弁するが、青島は「私にとって社員は家族であり、取引先は友人である。家族同然の従業員のためなら自分のクビをいつでも差し出す用意はある。しかし、友人が悪い友人=イツワ電器にだまされているのを見過ごすことは出来ない」と一喝する。竹原に変わって今度は城戸が発言し、笹井の見解を求める。笹井は「イツワ電器との経営統合に反対である。自分は坂東から見せられた書類から細川の説明が正しいことを知っている。私は自分で会社を立て直そうと坂東に接近したが、自分が社長の器でないことを実感した。青島製作所はイメージセンサーの開発で必ずよみがえる」と涙ながらに訴えた。笹井の訴えは細川ら役員だけでなく株主の心も打ち、城戸だけでなく、それまで竹原に与していた株主の一部も反対にまわり、イツワ電器との経営統合案は否決される。否決の報を聞いた坂東は青島製作所に対する憎しみをますます募らせるのだった。イツワ電器との経営統合の危機を乗り越えた後、笹井は青島の元に赴き、野球部廃部の方針を伝え、青島は了承する。 (ja)
  • 笹井から株主名簿を手に入れた坂東は青島製作所の株式の10%を保有する竹原研吾に目をつける。竹原は株の信用取引に失敗し、多額の現金を必要としていた。坂東は竹原を呼び出し、「青島製作所がイツワ電器と経営統合し、株式上場すれば株主にも億単位の金が入るが、細川社長が強硬に反対して経営統合が進められない」と話す。竹原は他の株主にも呼びかけて青島製作所の25%の株を抑え、臨時株主総会の召集を要求する。一方、細川は経営統合を阻止するため、青島製作所の株式の30%を保有する、キド・エステートの城戸志眞社長の説得に向かうが、城戸社長は「株主にとって重要なことはこの株でいくら儲かるかということだ」と述べ、細川の説明に耳を貸そうとしなかった。さらに城戸は「青島製作所の意見は一致しているのか?笹井専務の話を聞きたい」と細川に問いかける。 (ja)
  • 試合は沖原の登板によって青島製作所が持ち直し、さらに他の選手達も全力で試合に臨み、ついに9回で青島製作所はイツワ電器と同点となり、試合は延長戦にもつれこむ。傷めつけても傷めつけてもなおも食らいついてくる、沖原ら青島製作所野球部の選手たちの姿を見て、如月もいつもの相手を見下すような薄ら笑いをやめ、真剣に試合に臨むようになる。そして15回表、井坂が1点をもぎとり、15回裏を沖原が無失点でおさえたことにより、青島製作所はついに宿敵・イツワ電器野球部に対して勝利をおさめる。そして、野球部の勝利を喜ぶ細川に新型イメージセンサー完成の連絡が入る。 (ja)
  • 細川は諸田と坂東に青島製作所とイツワ電器の合併が対等合併か否かを尋ね、坂東は対等合併と答える。迷った細川は会長の青島毅に相談するが、青島は「対等合併はあり得ない」と細川に伝える。イツワ電器との合併の話は青島製作所役員の耳にも伝わり、役員たちは動揺するが、細川はしらを切り続ける。 (ja)
  • 諸田が林田を買収して青島製作所への融資を打ち切らせようとしたことを知った細川は諸田に直談判するが、諸田はしらを切り続ける。やむなく、細川は諸田が提示した大幅な生産調整と単価切り下げの受け入れを諸田に告げ、ジャパニクス社との取引継続をはかる。細川は生産調整と単価切り下げに伴う減収に対応するため、派遣社員の8割解雇を指示するが、そんな青島製作所をさらに追い詰めるかのように、イツワ電器が「青島製作所がイツワ電器の実用新案権を侵害している」として裁判を起こす。細川は役員を召集して対策を講じるが、開発部長の神山謙一は「イツワ電器の言い分は言いがかりでイツワ電器が裁判に勝つ見込みはない」と述べる。細川はイツワ電器がなぜ勝つ見込みの無い裁判を起こし、その裏でジャパニクス社が見え隠れするのかいぶかしがるが、専務の笹井小太郎はジャパニクス社とイツワ電器が経営統合する話が持ち上がっていることを細川に教える。 (ja)
  • 坂東のもとに乗り込んだ細川は「神山開発部長は自分が開発したイメージセンサーには写真を写した時にAOSHIMAの文字が映るようにバグを仕込んでいるが、イツワ電器がTOYOカメラに売り込んだイメージセンサーを使ったカメラで写真を写してもAOSHIMAの文字が映るのはなぜですか?」と坂東を追い込み、TOYOカメラとイツワ電器の業務提携を白紙に戻すことに成功する。 (ja)
  • 臨時株主総会後、青島製作所の役員たちの気持ちは一つになる。そんな役員たちの姿を見て、磯部支店長は「なぜ、もっと早くそうならなかった」と苦言を呈し、「初めてこの会社が良い会社だと思った。TOYOカメラのコンペティションに絶対勝ってください」と細川らを激励する。そのころ、イツワ電器もTOYOカメラのコンペティションで勝利をおさめるべく、着々と準備を進め、さらに念には念を入れて大槻を買収していた。 (ja)
  • 青島製作所は世界的不況とライバル会社イツワ電器の攻勢で経営は青息吐息の状態であった。さらに追い打ちをかけるように、大口取引先であるジャパニクス社から大幅な生産調整と単価切り下げを通告され、青島製作所は絶体絶命の危機に追い込まれていた。一方で、青島製作所の役員会は、野球部の存続をめぐって真っ二つに分かれて対立しており、さらに中途採用でありながら若くして社長に就任した細川充に対する生え抜きの社員たちの反発もあって、役員たちの足並みは揃わなかった。 (ja)
  • 一方、細川はTOYOカメラにイツワ電器との業務提携を再考するよう訴えるが大槻は「青島製作所とイツワ電器のイメージセンサーは大して性能に差がない」と伝える。短期間で青島製作所のイメージセンサーとほぼ同じ性能のイメージセンサーをイツワ電器が作りあげたことを細川は疑問に思うが、そんな細川に対して、豊岡は神山開発部長の部下だった研究者の沢木英夫が花房と一緒にいるところを見たと伝える。細川はイツワ電器が沢木に青島製作所の技術を盗ませたと考え、イツワ電器の矢野真一技術開発部長を密かに呼び出し、矢野を青島製作所に迎え入れる代わりに「イツワ電器がTOYOカメラに売り込んだイメージセンサーがどのようなものか教えて欲しい」と懇願する。 (ja)
  • 青島製作所野球部が都市対抗野球大会東京都予選敗者復活戦での再起に乗り出した矢先、ビジネス誌にかつて沖原が起こした暴力事件に関する記事が掲載される。この記事は青島製作所野球部を裏切ってイツワ電器野球部へと移籍した村野三郎と坂東の秘書の花房志穂が書かせたものだった。さらに花房は敗者復活戦第1回戦に買収した雑誌記者を送り込み、沖原に執拗な嫌がらせを仕掛けさせ、沖原を動揺させる。第1回戦は何とか青島製作所の勝利に終わったものの、沖原の精神力の弱さを心配した大道は沖原に猛特訓を課し、「お前にとって野球はそんなものだったのか。くだらない風潮に負けるのか」と沖原に問いかける。 (ja)
  • 都市対抗野球大会東京地区予選敗者復活戦決勝戦で青島製作所野球部とイツワ電器野球部は再び対決する。青島製作所は会社を挙げて野球部の応援にかけつけ、さらに細川は城戸を試合に招待する。しかし、試合は当初、イツワ電器のペースで進み、一方的に青島製作所が押される試合展開に退屈した城戸は「つまらないので帰る」と言い出す。そんな城戸に対して、青島は「この試合で青島製作所が負けたら、自分が持っている会社の株を全てあなたにあげよう」と言い出し、城戸は試合観戦を続けることにする。 (ja)
  • TOYOカメラとの業務提携で一息ついた細川の下に営業部長の豊岡太一が「TOYOカメラが新型イメージセンサーの納期を3ヶ月早めるよう要請してきた」という知らせをもたらす。驚いた細川はTOYOカメラの尾藤辰五郎社長に直談判し、「納期を元に戻してくれれば、青島製作所は従来のものよりはるかに優れた性能のイメージセンサーを開発する」という条件で役員を説得するよう要請する。しかし、役員会では購買部長の大槻が「イツワ電器ならばTOYOカメラが要請した納期に商品を納める上に価格もはるかに安いものを納品すると言っている」と主張し、役員会は青島製作所との業務提携を解消し、イツワ電器と業務提携を結ぶことを決定する。決定を知らされた細川は呆然とするが、そんな細川のもとに青島から「都民球場に来い」という連絡が入る。 (ja)
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prop-en:演出
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  • 初回は25分拡大(21:00 - 22:19)。 (ja)
  • 第3話・第8話・最終話は10分拡大(21:00 - 22:04)。 (ja)
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  • ROOSEVELT GAME (ja)
  • ルーズヴェルト・ゲーム (ja)
prop-en:監修
  • 國松崇(弁護士) (ja)
  • 坂本剛(税理士) (ja)
  • 林友宏(弁護士) (ja)
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  • 第4話 (ja)
  • 第1話 (ja)
  • 第2話 (ja)
  • 第3話 (ja)
  • 第5話 (ja)
  • 第6話 (ja)
  • 第7話 (ja)
  • 第8話 (ja)
  • 話数 (ja)
  • 最終話 (ja)
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  • 第7話 (ja)
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  • 最終話 (ja)
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  • サブタイトル (ja)
  • 仲間と涙の大逆転!倒産の危機も大逆転なるか? (ja)
  • セミファイナル!! 10分拡大SP〜仲間を信じろ (ja)
  • 大ピンチを救うのは勇気! (ja)
  • 大逆転なるか!? 涙のわけは? (ja)
  • 奇跡の逆転劇!涙の勝負!! 感動物語 (ja)
  • 敗者復活!過去を振り切れ (ja)
  • 最終章!死闘で得た結束!! (ja)
  • 涙の決意!濡れ衣 (ja)
  • 負けたら廃部!宿敵を倒せ (ja)
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  • 『ルーズヴェルト・ゲーム』は、池井戸潤の小説。2009年4月から2010年2月にかけて、学芸通信社の配信により『熊本日日新聞』を皮切りに全国の地方紙に連載され、2012年2月21日に講談社から単行本が刊行された。2014年3月14日には講談社文庫版が発刊された。 2014年、Yahoo!検索大賞 2014 小説部門を受賞した。 2014年4月27日から6月22日までTBS系で唐沢寿明の主演でテレビドラマ化された。 (ja)
  • 『ルーズヴェルト・ゲーム』は、池井戸潤の小説。2009年4月から2010年2月にかけて、学芸通信社の配信により『熊本日日新聞』を皮切りに全国の地方紙に連載され、2012年2月21日に講談社から単行本が刊行された。2014年3月14日には講談社文庫版が発刊された。 2014年、Yahoo!検索大賞 2014 小説部門を受賞した。 2014年4月27日から6月22日までTBS系で唐沢寿明の主演でテレビドラマ化された。 (ja)
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