マルリェーの定理(マルリェーのていり、Masreliez's theorem)は、カルマンフィルターのように誤差のある観測値を用い、ある動的システムの状態を推定あるいは制御するための、無限インパルス応答定理の一種である。この頑健な推定関数は、1975年にヨーハン・マルリェーによって提唱された。離散的な誤差のある観測から、刻一刻と変化する量(例えばある物体の位置と速度)を推定するために用いられる。