『フランチェスコ・マリーア・デッラ・ローヴェレの肖像』(伊: Ritratto di Francesco Maria Della Rovere, 英: Portrait of Francesco Maria della Rovere)は、イタリア、ルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1536年から1538年に制作した肖像画である。油彩。ウルビーノ公爵フランチェスコ・マリーア1世・デッラ・ローヴェレを描いた作品で、公爵夫人の肖像画と対作品となっており、肖像画家としてのティツィアーノの技術が最も成功した作例の1つとして知られる。デッラ・ローヴェレ家、メディチ家のコレクションを経て、現在はフィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている。