ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 作品23は、エドワード・マクダウェルが1885年の主版に完成させたピアノ協奏曲。グリーグ、サン=サーンス、リストの協奏曲との明白な類似点として指摘される部分もあるものの、少なくとも作曲者のとの比較において非常に独自性の高いものとなっている。本作はアメリカ人が書いた初の一流ピアノ協奏曲であり、マクダウェルが作曲した大規模な楽曲中で唯一標準的なレパートリーに定着した楽曲であった。