トータルフットボール(蘭: Totaalvoetbal, 英: Total football)は、1974年サッカーW杯でオランダ代表が用いた戦術の俗称である。 1970年代サッカー界で生まれた流行語であり、トータルフットボールだという特段の定義も存在せず「フーリガン」と同じようにメディア発祥の造語である。一般に用いられる平易な解釈として「ポジションが流動的で、且つ全員攻撃全員守備」といった説明がなされる。 西部謙司は自著の中でトータルフットボールを次のように定義している。 ①現代的または未来的な印象を与える ②優れたチームプレーであること ③攻撃的かつ魅力的であること